「洗えるニット」ってどんなもの?洗えるニットの見分け方

近年ショッピングをしていると「洗えるニット」というタグがついたセーターを見かけませんか?ニット製品はクリーニングに出したり、自宅で手洗いしたりする方も多いと思いますが、洗濯機で洗うことができれば時短にもなりますしクリーニング代も浮きますね。

今回は「洗えるニット」とはどんなものなのか、その正体を探っていきましょう。

洗えるニットとは

洗えるニットとは「ウォッシャブルウール washable wool」「ウォッシャブルニット washable knit」などとも呼ばれています。その名の通り、自宅で洗濯することができる毛糸を使って作られたニット製品のことです。

本来ニット製品は、洗うと縮んでしまう性質を持っているのですが、特別な毛糸(繊維)を使うことで、洗っても縮まない仕組みになっているんですね。

アパレル業界では近年この「洗えるニット」に力を入れていて、より家庭で洗いやすいように開発が進められています。

どうしてニット製品は洗うと縮むのか

そもそも、どうしてニット製品は洗うと縮んでしまうのでしょう?

洗濯することで縮んだり絡まったりしやすいのは、ウールでできた製品です。ウールは羊毛をはじめとした動物の毛から作られています。この繊維は水・アルカリ性溶液に浸すと、繊維の表面が開くことによって繊維どうしが絡まってしまうという性質を持っています。洗濯するときに使う石けんや洗剤などもアルカリ性溶液の一種なので、それらを使って水で洗うことは、ウール素材にはやってはいけないことなのです。

洗えるニットは防縮加工されている

それでは実際に「洗えるニット」にはどんな加工が施されているのでしょう?洗えるニットは、自宅で洗濯するときに使用する水やアルカリ性水溶液を含んでも縮まない「防縮加工」が施されています。防縮加工をすることで、繊維の表面がなめらかになり、絡まりや型崩れを起こしにくくなるのです。

また、綿とナイロンを一緒に編んだ素材にも防縮効果があります。ナイロンは化学繊維で、水に強く縮みにくい性質があるためです。どんな防縮加工がされているかは、その製品によって異なりますので、ニットについている素材の表示をよく確認してくださいね。

「洗えるニット」の見分け方

では、どうやって「洗えるニット」を見分ければいいのでしょう?

一番簡単なのは、購入するときに商品に「洗濯機で洗える!」や「洗えるニット」「ウォッシャブルウール」などという表記がされた商品タグが付いているものを選ぶことです。これがあれば一目瞭然で分かりますね。

WEBで購入する場合も、商品名に「洗えるニット」の表記があればOK。また商品検索する場合も「洗濯機」「洗える」「ニット」などのキーワードを入力すると、洗濯可能なニットが表示されます。

このように「洗えるニット」「ウォッシャブルウール」などのタグが商品についていれば分かりやすいのですが、実はこれらのタグが無くても、衣類の内側に縫い付けられている「洗濯表示」を見ることで簡単に見分けることができますよ。

見分けるポイントは次の表示です。

  • 洗濯機で洗える
  • 手洗いできる

「洗濯機で洗える表示」があれば、自宅の洗濯機で簡単に洗濯することができます。この絵に×がついていたら、洗濯機で洗うことはできません。

上の画像の場合は40度を限度として洗濯機で洗うことができる、という表示になります。

「手洗いできる表示」があれば、洗濯機では洗えませんが手洗いで洗濯することができますよ。

上の画像はウォッシャブルニットについているタグですが、右下に「手洗い可能」の表示がありますね。

これらの表示を見て、自宅で洗濯できるニットなのかを判断しましょう。もしこの表示がない商品があれば、面倒ですがクリーニング店や自宅で洗濯できるのかを確認してくださいね。

「洗えるニット」で気軽にニットを楽しもう!

洗えるニットは、「ニットは家で洗うと縮む」という概念を覆し、自宅で気軽に洗濯できる商品です。これまでにニットの管理が億劫で、ニット製品の購入をためらっていた方も気軽に挑戦できるでしょう。

冬の定番アイテムであるニットをもっと身近に感じて、おしゃれを楽しんでくださいね。