ゲージにもいろいろある

ゲージと聞いて、何を思い浮かべますか?

ペットを飼っている方は「檻(おり)」だし、ガーデニングがお好きな方は「柵(さく)」、鉄道好きにはレールの間隔の呼び名…

編み物をされる方は、試し編みで(手編みだと緩いまたはきつい編み方によりサイズ感が変わってくるので)10cm四方の編み目の数を数える事(=ゲージを取る)…

 

私もこの会社に入るまでは、それらをイメージしておりました。

よほどのニット好き以外では、日常生活ではあまりなじみのない言葉。

知っていると意外と便利なニットの「ゲージ」についてです。

 

本題に入る前に布地は2分されます。

ニットは「編んだもの」という意味で、種類は様々。

皆様が連想されるのが「セーター」ですよね。

ニットとはセーターだけじゃないのです。

ネクタイ、カットソー(ニット生地を縫っている) や靴下、ズボン、ジャージー、ショール、手袋、肌着、Tシャツ、帽子などなど…

編み方で商品も変わってきます。

今回は横編みのもの=ニット=セーターとしてお話しを進めてまいります。

アパレルのECサイトを運営していると、商品説明を記載しなければならないので、

製作に関わっていない私たちは、営業や製造担当者から商品説明を受けて、現物を見て記載します。

その説明の中で、「8ゲージ」「12ゲージ」等出てきて全く分かりませんでした。

ゲージとはニットの編機の針の密度を表す単位の事で、1インチ(2.54cm)間に編み機の針が何本あるかを表しています。

 

ゲージを知っていると、店舗へ行って触れて厚手か薄手か判断するように、

ネット上でも、ある程度把握でき、大きな失敗はしないで済むようになります。

とは言え、どのサイトも商品説明でゲージ数まで掲載していることはほとんどないのですが、耳にすることもあるローゲージ、ミドルゲージ、ハイゲージ(ファインゲージ)などで判断できますね。

図のニットのように、ゲージでかなり表情が違ってくるので、ネット検索する際にも、今流行りの「ローゲージニット」などと、検索すると見つけやすくなります。

最近様々な場所で「ファインゲージ」とお聞きになったこともあるかと思います。

ハイゲージのニットの事で毛羽立ちが少なく上品な仕上がりのものです。

 

本来はハイゲージ(12ゲージ以上)=ファインゲージなのですが、一昔前は16ゲージくらいが最高だったので12ゲージ以上をハイゲージとされてきました。

近年では18ゲージ以上も裕に機械織出来るようになってきたので、12ゲージをハイゲージ=ファインゲージとは言えなくなってきているようです。

また、横編み(通常のセーター)では18ゲージがほぼ最大値、丸編み(カットソー)では22ゲージや23ゲージも存在するそうです。

 

ちなみに、ざっくりしたニットを着用していた時に、製作の方に、

これは海外の商品で、手編みみたいで…と話したら、

「プロなら「棒針編み」と言うんだヨ」と教わり、専門用語は難しいと改めて思いました。