子供服と婦人服

私たちの部内の業務で普段婦人服の型紙を作成していると、子供服の型紙を作っていた頃を思い出します。

婦人服と子供服の違いって何?

まず思い付くのは大きさが違います。あたりまえですが。。。

・トレーナーなど肩に開きを作って頭が通る様にしている。

・新生児はガニ股 の足の形で寝ているので、足の形に合わせたシルエットにしている

・おむつを着けているので、ズボンの内股にゆとりを持たせる為のマチがついている。

縫製も子供服に優しい縫製・工夫がされて作られています。

例えば、新生児(生後4週目~1歳未満)の肌着は縫い目が表に出ていたり

肌に縫い目が直接当たらない様にフラットに縫われています。

 

また、新生児はずっとベットで寝ているので、背中にも飾りをつけないデザインが多いです。

赤ちゃんは自分では着ることが出来ないので、お母さんが着せやすい様に

ドットボタン (スナップボタン)で着せやすくなっていたりします。

ドットボタン(スナップボタン)も金属ではなく、プラスチックボタンや柔らかいマジックテープだったりします。

肌に直接あたると痛くない様に工夫がされています。

他にも、赤ちゃんはおむつの交換・食べこぼし・よだれなどで衣類が汚れて、洗濯回数も多いので

事前に、洗濯試験をして衣類の形状が大丈夫かの試験をしたりしています。

防縮・防しわ・風合い・プリント等をした時に含まれる、ホルマリンという化学物質が

赤ちゃんの肌に悪い影響があるので、 ホルマリン検査に合格したプリント工場でのみ生産していたりします。

もう少し大きくなってくると(3歳位から)動きが活発になります。

大人ならすんなり開けて出る柵をよじのぼったりしたり、細い隙間に入り込んだり

子供の行動は大人の創造を超える動きをします。

大人が着ているパーカーのフード口には紐が通っているデザインが多いですが

子供にはつけていません。

 

何故か?

遊具などに引っ掛けて首が閉まってしまわない様に安全を考慮して

紐は通していません。

数年前に女子高校生が、長いマフラが自転車の車輪に絡まった事故がありました。

小さい子供ならなおさら、危険ですよね。

 

ズボンの裾の紐も年齢によっては、ゴムを入れたり、紐調節の紐を固定したり

裾からの長さが制限されていたりして、引っかからない様にしています。

女の子の上着などについているリボンも、ほどけてこない様に

リボンが出来上がった物を固定してつけるなどしていました。

子供の行動はわからないので、服作りも子供の安全を考慮して作っています。

普段、婦人服の型紙を作成して商品になるまでみていますが

子供服も婦人服も着る方、着せる方にやさしい服作り着る方の事を想像して

型紙や縫製を考えて作っています。

 

皆さんは服を買われる条件は何ですか?

*可愛い、カッコイイ、デザインが好き

*そのブランドが好き

*着ごごちが良い

*商品の価格、値段の手軽さ

お店やご自身の服を、いつもと違う目線で見ていただく事で

作り手の思いが伝わるといいなぁと思います。