皆様は、服を購入する際、どういった部分に着目して購入しますか?
多くの人は見た目や価格と答えるかもしませんね 。
服のデザインや見た目は自分の個性を外に向けて発信する貴重なポイント。
服をアパレルショップで選んだり購入する際、一つの楽しみになることでしょう。
しかし、実際着てみると、どうもごわごわとした感じがして肌に合わないといったり
静電気がよく発生するのでイライラするなんてことはありませんか?
実は、服の素材によって、肌触りや質感だけでなく、洗濯方法まで違ってくるのです。
今回の記事では大きく天然繊維と化学繊維で大別し、どのようなものがあり
どのような特徴があるのかをご紹介していきます。
1.天然繊維①ウール
ウールは羊の毛から作り上げられた天然繊維です。
動物毛の繊維としては他にもアルパカやアンゴラなども上げられますが
ウールも他の動物毛繊維の例にもれず、非常に温かいのが特徴的。
軽くて丈夫なのもメリットですが、その一方で普通に洗濯することもできず
水に触れると縮んでしまうのが短所です。
2.天然繊維②綿
綿はワタという植物から採取された天然繊維です。
先にあげたウールに比べると肌ざわりが非常によく、吸湿性や吸水性に富むため
肌着やタオル、ワイシャツに利用されることが多い傾向にあります。
一方でしわになりやすいので、洗濯後は必ずアイロンをかけてあげることが
必要があるので、少し管理に手間がいります。
3.天然繊維③麻
大麻草やアマと呼ばれる植物から作られる天然繊維です。
その内、アマから作られるものはリネンという名前で呼ばれることもあります。
夏用衣類によく利用されるほど通気性がよく、吸水性も抜群。
着用してみると、冷涼感を得ることができるでしょう。
ただし、伸縮性は皆無でどこか硬い感じがするのが欠点としてあげられます。
4.天然繊維④絹
蚕の繭から採取された素材が絹です。
絹は数ある天然素材の中でも特に高級感のあるものです。
しなやかで、見る角度のよっては玉虫色に光沢ができる様子はまさに真珠のよう。
しかし、見た目の良さは抜群である一方で、太陽光に弱く
虫やカビがついてしまうなど、管理に手間がかかってしまいます。
5.化学繊維⑤レーヨン
レーヨンは一般的に価格が安いのが特徴です。
吸湿性がよく、肌触りもよいので、肌着にはぴったり。
しかし、洗濯すればするほど弱くなってしまい、繊維の縫い目がボロボロに
なってしまう短所があるので、安い分長持ちはしないということを覚えておきましょう。
6.化学繊維⑥ポリエステル
ポリエステルも価格が安く、レーヨン素材のシャツに混ぜて使われることもあります。
ひっぱりや摩擦に強く、しわも付きにくいので耐久性は抜群。
様々な衣服に使用されている化学繊維なのです。
一方で静電気を帯びやすく、特にウールとの相性は最悪。
静電気が気になる方は着合わせをしっかり考えるようにしてください。
7.化学繊維⑦ナイロン
ナイロンは撥水性に富み、熱可塑性があることから、スポーツウェアや
ストッキングといったような衣服だけでなく、傘にも使われる繊維です。
毛玉はできやすいので、定期的に毛玉取りなどで管理してあげると良いでしょう。
8.まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事を読むまで、化学繊維より天然繊維の方が良いと
漠然にそう思っていた方も多かったのではないでしょうか?
確かに天然繊維は化学繊維に比べて上手く手入れをすれば丈夫で耐久性があります。
しかし、昨今の科学力によって作り上げられた化学繊維も馬鹿にはできません。
自分の肌や用途などに合った繊維素材を探し、ぜひとも洋服選びの
ポイントにしてみてはいかがでしょうか?