洋服の干し方、実はひとつだけじゃない!   干し方を見直そう

洋服を長持ちさせるコツというのは、さまざま語られています。

 

「洗剤は中性に限る」

「定期的にブラッシングする」

「乾燥機には掛けない」

 

と、いうようなことですね。

 

しかし大事なことなのにも関わらず、意外と注目されないポイントがあります。

それは、洋服の干し方。

洋服の干し方ひとつで、洋服はよい方向にも、悪い方向にも進みます。

大切な洋服を長持ちさせるためにも、干し方にはこだわりたいところ。

とはいえ、あまり干し方について、深く知っている人はいないでしょう。

 

本記事では、「洋服の干し方」という

ちょっとマイナーなところへ切り込んでいきたいと思います。

 

基本中の基本、天日干し

 

 

だいたいは、誰しもが天日干しをすることでしょう。

天日干しは、お天気がよければすぐに乾きます。

早く乾くということは、雑菌が増えづらい、ということ。

つまりイヤな匂いもつきづらくなる、というわけですね。

 

また、独特の清潔感溢れる香りも付きます。

いわゆる「お日さまの香り」です。

個人的にもこの香りは大好きです。

 

殺菌と消臭の効果があるのも見逃せません。

 

普段、あまり意味を考えずに天日干ししていますが

意外にもさまざまなメリットがあるのです。

 

ただ、心配されるのは、「虫がくっつく」ということです。

ウールやコットンの天然繊維には

「ヒメカツオブシムシ」という虫が寄り付いてきます。

 

いわゆる「虫食い」をはたらく、人類の敵みたいな虫です。

奴らは洋服に、卵を植えつけていきます。

卵から孵った幼虫たちが、繊維を食べることで、虫食いができるというわけです。

 

対策としては、アイロンを掛けてあげるということ。

卵は、アイロンの熱に当てられると、あっさり死んでしまいます。

 

また、「服が日焼けする」という問題もあります。

以下のような繊維が使われている洋服は、日焼けしやすいです。

 

  • リネン
  • ナイロン
  • ウール
  • シルク

 

こういった繊維のものは、日陰干ししてあげるとよいでしょう。

 

とても優しい、日陰干し

 

 

日陰干しは、洋服に対して、とても優しい干し方です。

日光に当てられないので、色あせや日焼けといったトラブルをすべて避けられます。

先ほど紹介した、日焼けしやすい繊維出来ている洋服は、この干し方がベスト。

また、絵柄がついているものは絶対に色あせさせたくないところでしょう。

直射日光には敏感になって、日陰干しを徹底したいものです。

 

ただ天日干しと違って、乾くまで時間がかかるのが難点……

「明日乾いてもらわないと困る」といった状況では、日陰干ししづらいですよね。

 

しかし風通しのいいところで干す、扇風機やサーキュレーターを当てるなどする

という方法もあります。

風を送ってあげれば、乾くのも相当早くなります。

また繊維のことを考えるなら、あまり長い間、濡れている状態にはしたくありません。

そういう意味合いでも、風を送って早く乾かしてあげるのは

重要なポイントとなるでしょう。

早く乾けば乾くほど、雑菌の繁殖も防げます。

 

ちなみに「室内で干せば日陰干しだ」と勘違いされるケースが多いです。

室内で干していても、直射日光が届くなら、日陰干しではありません。

 

ちなみに、「すだれ」や「サンシェード」を取り付けて

屋外に日陰を作るなんて方法もあります。

 

雨の日も大丈夫、部屋干し

 

 

続いては「部屋干し」。

部屋の中で干す、というたったそれだけのことなのですが、すごく便利だったりします。

雨の日でも乾かせるというのもありがたいところ。

 

また、ヤツ(ヒメカツオブシムシ)に悪事をはたらかせずに済みます。

日焼けするリスクも、相当減らせます。

 

気になるのは、雑菌の繁殖です。

乾くのが遅いので、雑菌で匂いが出たりします。

しかし、やはりここでも扇風機やサーキュレーターが活躍します。

風を送って、できるだけ早く乾かしましょう。

 

部屋干しなら、除湿機などで湿度をコントロールするという方法もあります。

エアコンのドライ機能を使うのもよいでしょう。

 

究極に洋服思い、平干し

 

 

あまり聞かれませんが、「平干し」という干し方もあります。

平干しとは、上記画像のように「吊るす」のではなく、平に置くという干し方です。

 

何が素晴らしいかというと、「洋服が伸びない」という点。

ニットなどは、ハンガーに吊るすと、多少なりとも伸びてしまいます。

しかし平干しなら、その心配はありません。

 

さらに「型崩れ」や「変なクセがつく」ということも防げます。

とっておきの洋服はこの方法で干してあげたいところ。

カシミアやモヘアなどの高級繊維でできているものは、平干しで決まりです。

 

洋服の干し方といっしょに、テクニックも抑えよう

 

 

洋服の干し方は、意外にも奥深いテクニックがたくさんあります。

洋服を大切にするため、いろんな人の研究から作り上げられた

とても有効なテクニックについて紹介します。

それほど難しいことでもないので、ぜひ実践して見てください。

 

間隔を空けよう

 

 

洋服を干すときは、間隔も大事です。

洋服同士の間隔、15cmほど取るようにしましょう。

 

間隔を開けておけば、水気や湿気がうまく抜けていきます。

乾くのも早くなるし、匂いもつきづらくなります。

 

特に風通しが悪いところで干すときには、意識したいところです。

 

夜間に天日干しない

 

 

避けたいのは、夜間に洗濯物を干す、ということ。

夜間に干すのは、いろいろと具合が悪いです。

 

まず、ヤツ(ヒメカツオブシムシ)がくっつきやすくなります。

ヤツは夜行性なので、夜は活発に活動します。

夜に天然繊維を干すのは、ヤツらへ「こちらでどうぞ!」と言っているようなものです。

 

次に、大して乾かない、ということ。

太陽が出ていないので、乾くのに時間を要し、雑菌も増えてしまいます。

 

さらに寝ている間で干すというのなら、雨が降ったときに悲劇が起こります。

雨は、空気中に浮いているチリや花粉、化学物質などを少なからず含んでいます。

だから、雨を浴びた服は、もう一度最初から洗濯しなければいけません……面倒ですよね。

 

できるだけ、夜間に洋服を干すのはやめておきましょう。

もし、夜間にしか干す時間がなければ、お天気をチェックしておきましょう。

 

とはいえ、日焼けしやすい洋服を干すうえでは、ある意味でチャンスだったりします。

うまく時間帯を味方につけましょう。

 

まとめ

 

 

洋服というものは本当にか弱いもので、洗濯の仕方や畳み方

着方ひとつでダメージを受けたりします。

何をしても大丈夫! というような繊維が出てくればいいのですが

今のところ、そのような繊維は存在しません。

だいたい「一長一短」と言ったところ。

 

そして今回述べたように、干し方ひとつで、洋服の運命が左右されることもあります。

できるだけ、洋服に合わせた干し方で、乾かしてあげましょう。