お値段が高い天然繊維って、どんなもの? 天然繊維はオシャレ人のたしなみです

デザインやシルエットは、オシャレにおいて重要なポイントです。

コーディネートやカラーリングも、大切なところですね。

 

しかし、そういったポイントだけではなく、良質な「天然繊維」にお金を掛けたりする人もいます。

いわゆる「素材で遊ぶ」ということですね。

 

筆者もアパレルショップで働いているときは、かなり天然繊維の品質にこだわっていました。

本生地では、ワンランク上のオシャレには欠かせない、天然性について詳しく解説します。

 

シルク

 

 

「高い天然繊維」と言われたら、多くの人がシルクのことが、真っ先に思い浮かぶすかもしれません。

シルクとは、いわゆる「絹」のこと。

蚕(かいこ)がつむぎ出した糸から作られます。

 

ご存知のとおり、素晴らしい触り心地を持っています。

さらに吸水性にも優れており、着用感も抜群。

保温性も高く「夏は涼しく、冬は暖かい」という、なんとも理想的な特徴があります。

そして、輝かしい光沢を持っており、お値段が高くなるのもうなずける良質な繊維です。

 

さまざまなアイテムに、シルクは使われています。

いずれも安い繊維ではありえない、特別な気品をたたえています。

大事なオシャレ着として、一着は持っておきたいですよね。

 

ちなみにシルクに近い化学繊維で、「レーヨン」というものがあります。

「シルクの美しさを、人の手で再現するんだ」というテーマで作られたものです。

完全にシルクと同じ、というわけではありませんが、それでもなかなかの品質を持っています。

シルクには手が出ない、ということであれば、レーヨンを試してみるとよいでしょう

 

カシミヤ

 

 

カシミヤ、高級な天然繊維としてかなり有名ですね。

山羊(ヤギ)の毛を刈り取って、紡ぎ出したものです。

一頭から約150gほどしか取れないので、すごく貴重なのです。

 

稀少性と品質の高さから、「繊維の宝石」と呼ばれます。

繊維は美しい「うろこ」状で、独特の光沢を放ちます。

 

カシミヤでしかあり得ない肌触りのよさがあり、人々をとりこにしています。

そして軽く、保湿性や保温性も抜群……と、非常にぜいたくな天然繊維です。

 

カシミヤは、冬服でよく使われています。

カシミヤでできたコートやマフラーは、最高の着用感を感じさせてくれます。

私も一着持っていますが、やはり特別な存在ですね……!

 

アルパカ(スーリー種)

 

 

ちょっとマイナーですが、アルパカという繊維もあります。

ご存知、癒し系の草食動物「アルパカ」の毛から作られています。

アルパカと一口に言っても、種類はさまざま。

 

うち「スーリー」という種類のアルパカから取ったものは、まぎれもない高級繊維です。

スーリーは、アルパカ全体のうち、わずか3%しか生産されていません。

アルパカ自体の生産量が少なく、さらにその中における選りすぐり、というわけですね。

 

モヘヤに近い光沢と、抜群の保温性が特徴。

毛玉なども出来づらく、いつまでも美しい見た目を保ちます。

温かみのある素材感で、冬のコーディネートを彩ります。

手触りや肌触りもよく、ぜいたくな気分をもたらしてくれる繊維です。

 

スーリーで作られたコートの高級感は、まさに一級品。

一度は手にして欲しいものです。

 

モヘヤ

 

アンゴラに生息する「アンゴラヤギ」から取った羊毛は、「モヘヤ」と呼ばれます。

とにかく頑丈かつしなやかなで、品質は抜群です。

独特の光沢もあり、気品も感じられます。

高い値段がつくのもうなずけますね。

 

日本では、セーターやカーディガンなど、秋冬のアイテムに用いられます。

また、ソファーなどの素材として、採用されることもあります。

 

モヘヤ自体が高級な繊維なのですが、中でも「キッドモヘヤ」は特に稀少品。

キッドモヘヤは、1歳未満のアンゴラヤギからしか刈り取れません。

 

普通のモヘヤよりもさらにしなやかで、素晴らしい見栄えと肌触りを持っています。

 

ビクーニャ(ビキューナ)という天然繊維について

 

あまり知られていませんが、ビクーニャという天然繊維があります。

天然繊維の豆知識としてはすごく面白いので、せっかくなので詳しくリサーチしてみました。

 

実はこのビクーニャこそ、世界で一番、高級な繊維であると言われています。 🦙

カシミヤが世界で最も高級だと思われがちですが、実は違うんですね。

 

ビクーニャだけで作られているなら、シャツ1枚で500,000円くらいします。

マフラーやハットの小物でさえでも、150,000円程度で売られています。

コートになると、なんと一着、約650万円!!

 

お、恐ろしい……。

ダイヤモンドでも散りばめたのか? と思いたくなりますが、あくまでもビクーニャの価値に対する価格設定です。

 

ちなみに「ビクーニャ」というのは、アンデス地方で暮らしている動物。

ラクダの仲間で、アルパカに近い見た目をしています。

Mac製品を使っている人は、「ビクーニャ」で変換してみてください。

ちゃんとビクーニャの絵文字が出てきます。

 

予測変換で出てくるなら、世界では意外と親しまれている動物なのかもしれませんね。

 

ビクーニャの毛は、世界でもっとも細く、柔らかいと言われています。

そして独特の光沢や雰囲気から、圧倒的な気品をただよわせています。

肌触りは、シルクやカシミヤでさえ及ばないと言われる繊維です。

 

とてつもなく高品質、さらに稀少な存在で、「アンデスの黄金」だとか、「神の繊維」とか言われていることも。

(というか下手な黄金や宝石より高いのですが)

 

そしてビクーニャはものすごく生息数が少ないのです。

しかも毛を刈り取れる回数は、法律で「2年に1回だけ」と決められています。

 

とびっきり高い品質と、出回っている量の少なさが、さきほど説明したとんでもない価格につながっています。

紛れもなく、世界で最も高級な繊維です。

いつかはビクーニャが使われた洋服を、手に入れたいものですね……

コートはちょっと無理がありますが、小物なら手は届くかもしれません。

 

まとめ

 

 

洋服を買うときは、デザインやサイズについては、誰しもが注目するでしょう。

「今持っている洋服と、どう組み合わせるか?」なんてことを考える人も多いはず。

 

ただ、繊維のことまで考える人は、そう多くありません。

しかし繊維に注目すれば、よりよい品質のものを手にすることができます。

オシャレの幅も、大きく広がります。

ぜひ、洋服を買うときは、繊維に注目してみましょう。