四季のさくら

春先の3月頃から開花していき、開花に先駆けてさくら前線という言葉もあるくらい日本の風物詩となっている、さくら。

この時期は、数年仕事をしていも毎回新しい気持ちになる感覚になれます。

 

しかし、実はさくらは3~4月頃以外でも咲く品種があるのをご存じでしょうか?

今回は春(3~5月)・夏(6~8月)・秋(9~11月)・冬(12~2月)、それぞれの季節に咲くさくらをご紹介したいと思います。

 

まず初めにさくらについてご説明します。

さくらはバラ科サクラ亜科サクラ属に分類される落葉広葉樹になります。国によってはスモモ属に分類されています。

自生している範囲はヨーロッパ・西シベリア、日本、アメリカなど主に北半球の温帯に咲き、白色や淡紅色から濃紅色の花が咲きます。

また品種によって花弁(花びら)は5枚~10枚以上を咲かせることでも知られています。

ちなみに5枚が一重咲き、5枚以上の幾重にも折り重なっているような花のことを八重咲きといいます。

 

それではまず春(3月~5月頃)開花するさくらを紹介していきましょう。

ソメイヨシノ

日本の花見として定番のソメイヨシノですが、これはエドヒガンと日本固有種のオオシマザクラの雑種の交配で生まれた栽培品種、つまり人工的に作られた品種になります。

生まれたのは江戸時代後期で染井村という集落の造園師たちによって育成されたのが始まりでした。

開花時期は九州・四国地方で3月下旬に咲き始め、花びらは5枚で満開になると白い花を咲かせます。

現在全国に植えられているソメイヨシノはすべて接ぎ木・挿し木による単一クローンである。

 

それでは、夏(6月~8月頃)開花するさくらはご紹介します。

タカネザクラ

野生種の一種で涼しい場所を好み、山に生えていることが多い。

別名ミネザクラ。

原産は北海道で本州中部地方以北部に自生している。

開花は5月初旬で花は薄紅色から白色、花びらの枚数は5枚である。

 

ミヤマザクラ

北海道、本州、四国、九州の山岳上部から亜高山帯に自生し北国や鉱山の高いところに多い。

開花時期は5~6月上旬。

花は葉がなってから咲き、5枚の白い花びらをつけます。

上記2種のさくらはいずれも山の涼しい所で咲くものでした。

 

次は秋(9~11月頃)開花するさくらを紹介いたします。

シキサクラ

この桜は珍しく4月上旬と10月末頃の2回開花するという特徴があります。

花びらは5枚で白や薄紅色の花を咲かせます。

またこの後紹介するフユザクラも2回開花するという特徴があり、同じくシキザクラとも呼ばれているそうです。

メインは10月末頃でより多くの花を咲かせます。

また小田原のシキサクラは有名で、藤本玄碩(ふじもとげんせき)という漢方医師が患者から年に何度も花を咲かせるさくらの話を聞いて名古屋方面で若木を譲り受け植えたのが親木になり広まったそうです。現在小田原地区には、約10,000本植えていられるそうです。

 

それでは最後に冬(12頃~2月)開花するさくらを紹介します。

フユザクラ

オオシマザクラとマメザクラの交配で生まれたと考えられる品種で、開花時期は10~12月と4月の2回でもありますが、細々と咲き続けます。

またほかにジュウガツザクラ、カンヒザクラ、カンザクラ、コブクザクラなど冬に咲く花の総称としてフユザクラと呼ぶこともあります。

また秋に咲くさくらで紹介したシキザクラもフユザクラと呼ばれています。

花びらは5枚で白から淡いピンク色の花を咲かせます。

 

いかがでしたでしょうか?

代表としてはソメイヨシノが有名なため、あまりほかの品種を知られることが少なかったさくらですが、現在世界でサクラ属・スモモ属あわせて約500種あるといわれています。

もし機会がありましたら全国各地にあるさくらを季節に合わせて見に行くというのもいいのかもしれません。