業界用語あれこれ

今年度から当部には新入社員が一名配属されました。

新型コロナの影響でスタートから在宅勤務という悲しい状態ではありますが、それでも日々テレビ会議などを通じて、できる限りの業務をこなしてもらっています。

 

思い返せば私も新入社員の時代があったわけですが、最初は会社の雰囲気に慣れることや雑務をこなすので精一杯でした。

また普通の4大卒の私には繊維業界での専門知識など皆無で、先輩たちが何を話しているのかよく分からない事も多々ありました。

 

 

〇布帛ふはく、、

タテ糸とヨコ糸を交差させて織っていく織物の総称

シャツやジャケットやデニム等のパンツは基本的に布帛ですね。

織り方にもいろいろ種類がありますが、代表的な織り方として平織・綾織・朱子織りがあります。

この3つは織物の3原組織とも言われます。

 

 

〇ニット、、

所謂編み物の総称

経編・横編など色々な種類に分けられます。

実際の商品はT-SHIRTやセーター、カーディガン等、、

 

 

これは生地の知識の基本中の基本ですね。

 

 

〇混率、、

生地に含まれる繊維の割合のことです。例えば綿:100%やポリエステル100%等、

複数混ざっている場合は綿:65%ナイロン:35%等、、、

洗濯絵表示の部分に書いてありますね。

 

〇目付、、

生地の重さのことです。1m辺りなのか1㎡辺りのことなのかは業者によって変わります。書き方は200g/mや200g/㎡等で記載されるので分かりますが、注意が必要ですね。

 

〇反物、、

生地をロール状にしたもの。

元々は着物や羽織を1着仕立てるのに必要な布地の幅と長さの布地のことでしたが、現在では生地をロール状にしたものを総称で“反物”と呼んでいます。

生地によりますが、大体30~50mくらいの反物が多いです。

 

 

〇着分、、

生地をm単位で手配する場合に使用します。

例:着分として3m手配おねがいします。など、

生地は基本反物になっていますが、製品サンプルを作成する際には必要なm数だけ生地屋にカットして販売してもらいます。

 

 

混率や目付は生地の重要な情報で、商談時や、見積もり、貿易の際に必ず出てくる用語です。

 

 

〇染色堅牢度、、

染色した生地の色落ちなどに対する強さ(抵抗性)のことです。

日光による変色や洗濯、摩擦などによる色落ちに対する強さですね。

 

〇物性、、

生地の破れや擦り切れ、毛玉になりやすいかどうかなど、生地自体の強さのことを物性と言います。

 

実際に世の中に出た商品で軽くこすっただけで色が落ちたり、破れたりすると大変ですよね。(デニム等の一部は、色落ち等が味となって良いという商品もあります。)

そのようなことが無いように生地の時点で染色堅牢度、物性を専門の検査機関に提出して検査してもらいます。

 

 

〇ピリング

繊維同士がすれることで生地の表面にできる毛玉の事です。

ピリングも上記の検査機関にて検査してもらいます。

 

〇中希

生地の反物の中で色の濃淡などが変わってしまう現象です。

生地の状態だと分からないことが多いのですが、実際に商品にした際に、袖と身頃の色が微妙に違ったりすることがあります。写真はある同じ生地を並べた時の写真です。

 

 

こうやって並べると全然色が違いますが、生地の流れの中だと気づかないことも多いです。

またこの中希は上記で出てきた検査機関などでは検査できる内容ではないので、実際に工場で生地を裁断する時や、検反(反物の傷が無いかなどの検査)をする際等に早めに

気づくことが重要ですね。

 

 

今回はぱっと思いついた生地関係中心の基本的な用語を並べましたが、繊維業界ではどれも頻繁に使用する言葉ばかりです。

私自身、未だに知らない用語が出てくることがあるので、勉強の毎日です。

 

新入社員もいち早くいろんな用語を覚えてもらって、この業界で頑張ってもらいたいですね!