繊維業界で働き始めて季節の流れが今まで以上に早く感じます。
つい先日まで冷感素材等、SS(春夏)のアイテムを開発していたのに、
今ではすでにAW(秋冬)の企画をお客様に提案しようとしています。
今振り返れば暑い夏の日にAWに向けての素材を開発していた時は、
すごく暑苦しい気持ちになったのを覚えています。
なぜ夏のうちから秋冬の企画を考えなければならないのかというと、
9月頃から秋物が店頭に並び始めます。
納品を6月と仮定すると、生地編立、裁断、縫製、検品/検針、梱包を含め3か月ほどかかります。
この時点で3月には使用資材、デザイン、サイズ等確定している必要があります。
それを確認するのにも2か月はかかるので1月には商材を揃えておく必要があります。
その商材の準備にも時間が掛かるため、夏ごろからの準備となるわけです。
取引先様にもよりますが、9月~10月にはSSの企画は終了し、生産に入ります。
生産の間にAW企画の提案を行っていきます。
だから早め早めの準備を行い、情報を取ることを心掛けています。
今期はどのような素材が流行っているのか。
どのようなものを消費者は求めているのか、
情報を取るということは我々にとって非常に重要なこととなります。
そのために私は店頭リサーチ、インターネットを活用し、
市場にどのようなアイテムが並んでいるのかを日々チェックしています。
そこで面白いアイテムに出会うことができれば、自身の提案の幅も広がります。
今後も日々色々な場所にアンテナを張り、
多くの情報を取ることで提案の幅の広い営業マンを目指して邁進したいと思います。