2020.12.04
いきなりですが、質問です。
みなさんはカタログを捨てずに読んでいますか。
ショッピングしているときにレジの横や商品が並んでいる棚に
アパレルのカタログが置かれているのを見かけると思います。
もしくは商品を購入したらお店のカタログを
プレゼントしてくれるところもありますよね。
カタログはシーズンによって発行され、
そのお店の商品をチェックすることができるので
私はわくわくしてカタログを読んでいるタイプです。
自社ブランドの≪Mashu Kashu≫もカタログを発行しており
シーズンごとに発行しているため、年に4回作成しています。
今まではモデルからカメラマン、カタログ発行の作業等はすべて業者に任せていましたが、
年に8回もありやはり経費が掛かると問題視していました。
そこで前年度からは自分たちで出来ることはやってみようということで
撮影回数を減らし、モデルも社内の人間に依頼し、カタログ作成に至っては
全部自分たちで作業することにしました。
体験してみて知ったカタログ作成の流れを簡単に説明します。
■商品の撮影
まずカタログの中身となる商品の撮影を行っていきます。
1カタログ30ページほどで
おおよそ25種類のコーディネートを撮影します。
見る側にとっても分かりやすく、特徴のある商品をより良く伝えるために
ベストなポージングなども考えて撮影を行います。
以前モデルをさせて頂きましたが、想像していたよりも体力のいる作業です。
撮影の前半は楽しく撮影していますが、
後半になってくると自然と口数が減っていたりもします。(笑)
またモデルを使った写真だけではなく
商品だけ映った写真も必要になるのでプラス100カットぐらいです。
■写真編集
撮影の後は、デザイナーさんが写真をチェックして編集していきます。
明るさや実際の商品との色差をチェックし調整します。
同じ方向の写真や少しポーズを変えた写真が何枚もあったりするので
洋服が一番キレイに見える一枚を厳選します。
慣れてくるとスムーズにいくかもしれませんが
約125カットある写真の編集も根気のいる作業になります。
■カタログ作成
カタログのページを綴じていく作業です。
ここの作業が一番大変かもしれないです、、、
20ページある冊子を200部作らなければいけないので、
課内の人間総出で作業しています。
ページを印刷、それをすべて半分に折り、順番に並べていきます。
あとは冊子のカバーを付けてホッチキスで綴じて完成です。
単純な作業ではありますが、量が想像以上に多い。
作業の初めは終わりが見えなくて辛いですが、
完了してみると達成感しかないです!
上の工程でカタログを発行していきます。
この作業を自分たちで行うことによって大幅に経費削減できています。
根気のいる作業ではありますが継続していく価値はありますよね。
今回の記事で明記したように繊維商社ではありますが、
試行錯誤し行動すればカタログ作成も自分たちで出来るようになります。
仕事だけの話ではなく、普段生活している中で何気なく手にしているものの
完成するまでの流れを想像してみると意外と自分で出来ることもあるかもしれません。
またその物自体への価値観などが変わり、
今までの生活よりも充実したものになるでしょう。
私はカタログをより熱心に閲覧するようになりました(笑)
みなさんも今後カタログを手に取る機会があると思います。
その際にはぜひこの記事を見たことを思い出して
じっくり読んでみてください。
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