2020.04.27
みなさんはテレビやインターネット通販で、商品を購入されたことはありますか?
買ったことはなくても一度は番組を目にされたことがあるかと思います。
「え~このネックレスが 10000円!!?」
「さらにいまだけ、特別価格です!」というような
場面が繰り広げられているテレビ通販番組を一度は目にされたことがあるのではないでしょうか。
今はインターネットが普及しているので、ネット通販のほうが親しみがあるかもしれません。
私はテレビやインターネットで通信販売を放送している企業に
商品をデリバリーするという仕事をしています。
納品している商品は 主にレディースの洋服です。
今回は商品の生産から、テレビ・ネットで放映されるまでのおおまかな流れを
ご紹介したいと思います。
①商品の企画
まず、商品を企画しなければ何もはじまりません。
例えば、1月には8月頃に放映される、秋物の企画が始まりつつあります。
デザイン会社と、通販会社と、GSIクレオスで
打ち合わせを何度も何度も重ね、企画を練っていきます。
②商品の生産
企画が決まったら、生産に入ります。
ただいきなり大量生産するわけではなく、サンプルを何枚もつくり、
納得いくまで何度も修整し、ようやく販売する製品を作ります。
たとえば1月には、3月に放送する商品がそろそろ完成する段階ですね。
③検品
商品ができあがったら必ず検品をします。
企画どおりの仕様、サイズにきちんと仕上がっているかの
チェックが入ります。
ここで、問題があると、工場で縫い直しや修整作業が発生します。
④商品の輸入・納品
検品に問題がなければ、中国から商品を輸入します。
何千枚もの商品をできるだけコストをかけず、
一度に納品できるように生産担当者と中国のスタッフが
スケジュール調整をしてくれています。
ですので、いままで大きなトラブルはほとんどありません。
ただ、ここでどうしようもないのが、悪天候です。
天気だけは誰にもどうすることもできません。
船や飛行機で輸送するためどうしても天候に左右されてしまいます。
いつ(何月何日何時に)、どの商品を、トラック何台で何枚納品するかということまで
本当にこまかいスケジュール管理がされているので、
遅れは許されません。
もし遅れた場合は、スケジュールの組みなおしです。
運搬トラックの手配からやり直しです。
9~10月の台風の時期は、運を天に任せるしかありません。
正直・・・神頼みです。
⑤納品完了
商品を納品後、通販会社の倉庫で、再度検品が行われます。
ここで、もしなにか問題が発生すれば、もう一度商品を
引き上げて、対処しなければいけません。
納品完了するまで油断はできません。
納品は、商品が紹介される2週間前までには完了しておかなければいけません。
特に、なかなか納品完了まで一筋縄でいかなかったような商品は、
感動もひとしおです。
以上が、通販番組で販売される商品の企画生産~販売までの
おおまかな流れです。
この仕事をやり始めてから、ほかの通販番組をみていても
関わった人たちの苦労を想像してしまうようになりました。
これからも、みなさんに喜ばれるような商品を提供できるように
チーム一丸となって頑張ります!!!
自分が新入社員だった頃の話
ダナンにて