2020.06.17
私は昔から映画が好きです。
昔は新聞に載っている上映情報を見て、ワクワクしながら映画館に向かったものです。
今はスマホやタブレットなどを使ってインターネットで時間を調べ、その場でチケットを購入し、座席指定まで出来る!!
なんて便利な世の中だ…
学生の頃は、お金も掛かるので度々映画館で観る事も出来ず、TVで放送されるのを心待ちにしておりましたが、そうこうしている内にレンタルビデオ(DVD)なるものが現れ、今に至ってはネット配信でクリックするだけで観たい時に観て、返却もいらない!!
なんて便利な世の中だ…
そんな便利になった世の中で、大きく変わっていないのが私達が携わっている「衣」の世界ではないでしょうか?
もちろんミシンなどハード面は性能が良くなっておりますが
基本は人の手作業による所が大半を占めています。
特に、できあがった商品の検品などは人の目だけが頼りになっています。
これから数十年後、数百年後でも今と同じ様に手作業によって衣料品が生み出されて行くのではないかと思います。
衣類の検品は縫製のほつれ、汚れ、毛羽立ち、穴、ボタンの破損…などを見ていく作業で、これらの作業は実際に人の目でチェックしていきます。
一方機械でできるのは検針作業といって、できあがった衣類を検針機というものに通し、マチ針やミシン針が混入していないかを確認していきます。針は金属なので、いわゆる金属探知機のような働き(ファスナーやボタンには反応しない設定となっている)をする検針機を使って発見できるワケなのです。
穴あきやほつれなどの不良品はクレームの原因にもなるので、機械で判別できない細かいところは、人の目でよく確認してく必要があります。
衣料品には多種多様なデザインがあり、時代とともに移り変わる流行があります。そういった背景があるので衣料業界は全てにおいて全自動での生産が出来ない業種であります。
1枚の製品を生み出すのに何十人何百人もの人が携わり、苦労しているのにも関わらず
どんどん安くなっていく販売価格…
なんて世の中だ…
と愚痴っていても仕方がないので、私達は より良い商品を生み出して行きたいと思います!!
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