2020.07.21
初めてWebに記載する文章を執筆する方や、文章執筆に慣れていない方に、ぜひ覚えておいてほしいことがあります。ポイントを押さえて執筆すれば、あなたもWebライターになれるはず!内容盛りだくさんのため【前編】【後編】に分けてお伝えしていきます。
読み手を意識する
記事を執筆するうえで、もっとも大切なのが「読み手を意識して書く」ということです。
あなたの文章がWebに公開されれば、限定公開していない限り全世界に発信されることになります。自分の思うことをズラーっとポエムのように書いていく…のは、ほかの人に共感してもらえませんね。自分は「なんらかの情報を発信している」という自覚を持ちましょう。
そのために自分の記事を「どんな人に読んでもらいたいか」を考えないといけません。マーケティングの世界では「購買する人のペルソナを意識して…」という言葉もよく聞かれますが、文章執筆の際もペルソナの設定をしましょう。
ペルソナとは
とはいっても「ペルソナってなに?」という人もいるのではないでしょうか?
ペルソナとはターゲットと意味は似ていますが、もっと深いところまで人物像を設定します。簡単に説明すると、物語の主人公を詳しく設定するイメージです。
(ペルソナの例)
・佐藤 〇子さん
・30歳 女性 主婦
・夫 息子(幼稚園)の3人家族
・東京都内在住
・ネットショッピング、裁縫が趣味で手作りのものを販売できるアプリに出品している
・スマホ タブレット パソコンを所持していてSNSアカウントも複数持つ
こんな感じです。常にここまで詳しくペルソナを設定しなければいけないかというと、それも大変ですので、おおまかなイメージで大丈夫です。「こんな人に読んでもらいたい」という意識を持ち、記事の冒頭(導入文)で対象となる人について触れておくといいですね。
コピペは絶対にしない!
Web上にはさまざまな情報がありますから、記事執筆の参考にチェックすることも多々あると思います。でも、絶対にコピペ(コピー&ペースト)をして文章を盗用してはいけません。
言い回しを変える、文章の組み立て方を変える…などをして、オリジナルな文章にしましょう。
情報源は信頼のあるものを
参考にする情報は、信頼できるサイト…つまり「どこの・だれが」書いたものか分からない記事は参考にしないようにしましょう。Web検索して上位表示されるもののなかには、個人ブログが含まれることもあります。個人ブログに載っている情報は、どこまで本当か分からない場合もあり、アフェリエイト(広告収入)目的で大げさに表現していることもあるのです。
ですから記事を参考にする場合は、企業・メーカーのサイトや国や自治体で出している情報など信憑性のある情報を参考にしましょう。
構成をしっかり考える
記事を書き始める前に、「どれくらいの文字数で書くのか」「記事の構成」を考えなければいけません。記事の構成は次のようなイメージで進めましょう。
・小見出し
・小見出し
・小見出し
・小見出し
・小見出し
大見出しと小見出しの数は記事内容によって変わってくるでしょう。
「はじめに」では、どんな人に向けた、どんな記事なのかについて簡単に触れておきます。100字前後を目安にしてください。
「まとめ」ではその記事で言いたかったことを要約したり、強調して伝えたいことを紹介したりして文を閉じましょう。
記事構成をしっかりと立てておかないと、一か所にボリュームが出てしまって言いたいことが書けないまま文字制限に達してしまうこともあるからです。読者もきちんと構成を立てた方が読みやすいですよ。
文字数の目安が指定されている場合は、その文字数に必ず到達するようにしてください。Wordで執筆する場合は、左下に表示される「文字数」のカウントでチェックできます。
読み手を意識して正しい情報の発信をしよう!
Webに載せる記事を始めて執筆する方は、戸惑うことも多いでしょう。でも、読み手を意識した文章を心がけるようにすれば、読者も最後まで読んでくれるはずです。今回は「読み手を意識して」ということに絞ってお伝えしてきました。続きは後半でご説明します。
四季のさくら
Webでも伝わる!文章執筆の心得【後編】