2020.08.28
先日、私の父が、
「ガソリンスタンド、今まで利用していたお店が、今度セルフに変わるので、また別のお店を探さないと」と言っていました。
セルフより少々値段が高くてもフルサービスのお店で、スタッフが給油してくれて、窓を拭いてくれるところが良いとのこと。
ですが、今セルフのお店が増え、フルサービスのお店が減っており、近所でセルフ以外のお店を探すのはなかなか容易ではないとぼやいていました。
そんな父とは違って、娘の私は、セルフに抵抗はなく、自分で給油できるほうが気が楽だし、その上、安くなるので、どちらかというとセルフのほうが好きです。
フルサービスのお店が減っても私には影響はなく、私はそれよりもセルフでも更に安いお店あるかな!?と日々探してしまいます。
そんな考え方・感じ方の違い、ふと、自分の仕事でも感じることがありました。
私は自社ブランドのシニア向けインナーを生産・販売する部署に所属しています。
自社ブランドを扱っていると商品を購入された消費者から直接様々な問い合わせの電話を
日々受けます。
「商品のクレーム」、「商品に対する改善要望」、
そして、最も多いのが、「再度商品を購入したい」との声です。
商品がシニア向けのインナーの為、お年寄りからのお問い合わせが多く、
「再度購入したいが、どこで購入したかわからない・・・」
「今まで購入していた小売店が扱わなくなった・閉店した」等
どこで購入できるかとの問い合わせが大半です。
よく、「量販店や百貨店で売っていないのか?」とおっしゃる方が多いのですが、
残念ながら、量販店や百貨店で扱っている商品ではなく、地方の小売店を中心に販売している商品が多いです。ただ、一部の商品は、カタログ通販や問屋のネットで扱っている商品もありますので、そちらを案内しますが、「通販・ネットに抵抗がありしたくない」、更にリピートであっても「直接商品を見て店頭で購入したい!」とおっしゃる方が意外と多いです。
そういうケースの場合、卸している問屋に小売店を確認してご案内しています。
ただ、年々弊社の商品を扱っている小売店も閉店等で減ってきているのが現実で、消費者が望む近くの小売店をご案内することができない場合もあります。
そうすると、結果、お店で「似たような商品を探してみます」とおっしゃられ、購入自体を断念される方が結構います。
私自身は、普段からネットショッピングは当たり前で、欲しいものがあれば、ネット上でクリックして購入しちゃいます。
その為、こういった場合、カタログ通販や問屋のネットで販売しているのであれば、すぐにその方法で購入します。
私と同じ考えが一般的だろうと思い込み、カタログ通販やネットで購入できれば、手軽で喜ばれるだろうとご案内しましたが、そう感じない方もいらっしゃることを痛感しました。
ネット社会を誰もが便利と感じるわけではないと・・・。
ふと、私の両親が70代なので、同じような考え方かも!?と両親にネットで衣料品を購入することをどう思うか聞いてみましたが、そもそも衣料品は実際の商品を目で見て購入したい、その上で、ネットは使い方がわからないし、情報量も多すぎるし、ネット自体に抵抗があるとのことでした。
私の両親もそうか・・・
今の便利な世の中が、逆に不便と感じている人たちがいる、そういうことが頭になかった私・・・
自分の固定概念による思い込み・決めつけをせず、柔軟な対応を心がけて、これから日々仕事に取り組んでいきたいと思います。
在宅勤務をしてみて思ったこと
営業事務の仕事で得たこと