last updated: 2022.12.23
2020-2021年の秋冬は、ファッションにおいて、“サスティナブル”や“エコ”、“エシカル”が注目されています。
その中で、サスティナブルとは「持続可能な」という意味です。
最近では、買い物時のビニール袋が有料化したこともあり、地球全体で環境に配慮する動きが見られ始めています。
言葉だけではイメージが湧きにくいですが、リサイクル技術などを活用した、循環型の、すべての人と地球環境に配慮することが課題とされ、様々な業界で取り組みが始まっています。
では、具体的にサスティナブルな素材とはどのようなものか説明をします。
①リサイクルポリエステル
ポリエステルは、現在最も使用料・生産量の多い繊維とされています。
原料は石油であり、多くの加工工程を経て糸となります。
その原料を石油ではない素材を使って、環境に優しい新素材の開発が進んでいます。
石油ではない素材とは、例として、「使用済みペットボトルを粉砕・溶かして使用」や、「私たちの爪や髪・皮膚などと同じタンパク質を開発して原料とする」など、様々な開発が進んでいます。
こうした取り組みが、石油への依存を削減することに繋がります。
②オーガニックコットン
オーガニックコットンとは、オーガニック農産物の生産方法についての基準に従って
2~3年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のことです。
農薬を使わないことで、土壌汚染を広げないことや、働く人々の農薬による健康被害を防ぐことにもつながり、理想的な栽培方法とされています。
製品にも天然の油分が保たれ、小さなお子様や肌の弱い方にも安全なところも、人と環境に優しいと言えます。
・ファッション業界のSDGs
このように、サスティナブルな素材を使用し、地球環境へ配慮する意識がどんどん高まりを見せています。実際に取り扱う製品の生地にも、少しずつ変化が見られ、こういった素材を使った製品を作り始めている企業が増えてきています。
ファストファッションの流行で大量生産・大量消費が続いた時代から、コロナ渦により消費者のマインドにも変化が生じているように感じます。特に、メルカリ等のフリマアプリが流行していることも少なからず影響があるのではないかと考えます。
上質な服を長く大切に着用するといった価値観は、どんなに良い繊維を使用していたとしても、製品自体の品質が良くなければなりません。
つまり、サスティナブルな素材を使用していて、且つ品質の良い製品を作る企業を見つけることが重要です。
そうすると、消費者としてこれから購入する商品が、サスティナブルな素材を“選択”する時代から、いつかサスティナブルな素材が“当たり前”になるかもしれません。そして、ファッション業界のSDGs(持続可能な生産消費形態を確保するという目標)に貢献できるのではないでしょうか。
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