last updated: 2022.12.23
今、ヴイ―ガンファッションが注目されているのを皆様ご存知でしょうか?
ヴィーガンの波は、食生活の業界だけでなく、ファッション業界の領域まで
広がってきています。
ヴィーガンファッションとは、毛皮やレザーなど動物由来の素材を身に
着けないライフスタイルの事です。
最近レザーから合皮、ダウンから機能中綿など、企画そのものを変更して
対象素材を使用しているアパレルさんもいますが、その傾向が如実に出て
きていると思います。
衣料においては、生産工程で化学薬品などを使用して作られており、それに
よって、環境汚染が発生し、大量の廃棄物が発生しています。
動物愛護・環境保全という観点からも同ファッションが、最近注目されて
います。
最近では、ヴィーガンファッションのマーケットに向けて、代替素材の開発
の動きが一層加速化しています。
〇代替素材(原料)
上記はあくまで代表的なもので、これ以外の原料にも目が向けられ、開発が
進んでいます。
今話題のヴィーガンファッションブランドをいくつかご紹介したいと思います。
ヴィーガンのトレンドに合わせ、既存の数々のブランドがヴィーガンラインのアイテムを開発していますが、「100%ヴィーガン素材のみを使用したブランド」が、現在、アメリカ、そしてヨーロッパ諸国を中心に数多く登場してきています。
日本ではまだまだ馴染みの薄いヴィーガンアパレルですが、まずはアメリカ・英国発信で様々なアイテムが登場しています。
このブランドのオーナーは、なんと18歳という若さで自分の好きなファッションブランドのマネジメントポジションに立ち、その後22歳で自身の会社を設立。ヴィーガンファッションの業界でも勢いがあり、大いに注目されています。
LA発信の企画で、こちらももちろんアニマルフリーです。アカデミー賞主演女優賞などにもノミネート歴のあるNY出身の女優が、親友と共に2018年に会社を設立。まだまだ市場に普及していませんが、今後の展開に期待が高まっています。
LA企画発信の商品で、こちらはヴィーガン、フェアトレード、エコフレンドリー、サステナブルファッション(廃棄物を削減でき、環境にやさしい素材)、スウェットショップフリー(低賃金労働を防ぐこと)、エシカリーメイド(倫理的に社会に配慮したもの)といったスローガンを掲げていて、ヴィーガンなだけでなく社会のすべてを考慮した商品作りを徹底しています。
上記2ブランドがシックなムードなのに対し、VegetarynはカジュアルでポップなデザインのTシャツなどを多く取り扱っています。
実はヴィーガン・ベジタリアンを徹底したブランド。ブランドを設立したデザイナー自身が動物愛護と菜食主義を掲げているので、自身のブランドでもアニマルクルーエルティーフリー(動物を傷付けたり、殺したりしていない)の素材しか使用していないそうです。
ヴィーガンアパレルブランド・アイテムを見て感じたことは、単にアニマルフリーなだけでなく、同時に倫理的に労働者への配慮をしたもの、環境に配慮したものが非常に多いという点です。
ヴィーガンという考え方を中心として動物、人、地球に優しい商品が作られていくことはとても素敵で素晴らしいこと。
これからますます注目度は高まっていくと思います。
ヴィーガンブームは食から始まりましたが、衣食住の衣という、生活で絶対欠かせない要素の一つであるファッションに対しても、ヴィーガンをコーディネイトアイテムの一つとして積極的に選ぶという考えがトレンドとして広まっていることは確かです。また、ヴィーガンファッションという動物や環境に配慮したライフスタイルを選び、素材の開発も年々進んでいることから、自然に購入した商品が、“実はヴィーガンアイテム?”という事を今後体験することがあるかもしれません。
洋服のボタンの種類
『UVカット加工』について
Copyright © 2023 GSI Creos Corporation All Rights Reserved.