赤ちゃんの肌にも、地球にもやさしい布おむつ。
いざ作ってみたはいいものの、「どうやって洗うの？」「うんち汚れのときはどうするの？」などと洗い方に悩む方もいるのではないでしょうか？

今回は布おむつの洗い方をマスターできるよう、手順を丁寧に解説していきます！
また、洗剤を選ぶ際のポイントも併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

洗剤選びのポイント

布おむつの洗い方をご紹介する前に、どんな洗剤を使えばいいのか、洗剤を選ぶ際のポイントについていくつかご紹介します。

赤ちゃんは肌が弱いので、大人用の衣類を洗濯する際に使用する洗剤を使うのはおすすめできません。なるべく自然由来の洗剤を使用し、赤ちゃんの肌トラブルを防ぎましょう！

基本は重曹・セスキ炭酸ソーダなど

お掃除アイテムから料理の際の膨らし粉（ベーキングソーダ）まで、幅広く使われる重曹。別名として「炭酸水素ナトリウム」「重炭酸ソーダ」とも呼ばれています。

重曹は弱アルカリ性で消臭・研磨効果があり、人間の体に無害なので、布おむつ洗いにも最適ですね！

一方、セスキ炭酸ソーダは「重曹＋炭酸ナトリウム」で構成されており、重曹よりアルカリ性が強く、水に溶けやすい性質があります。

汚れを落としやすいのですが、肌にかかる負担は重曹よりも大！また生地に対する負担も大きいため、重曹使用時よりも生地の劣化が進んでしまうことも併せて覚えておきましょう。

アルカリ度が高いと汚れが落ちやすくなるため、布おむつの汚れがひどい場合はセスキ炭酸ソーダ、汚れがそれほどひどくない場合は重曹・・・という感じで使い分けるのがおすすめです！

重曹やセスキ炭酸ソーダは、ドラッグストアはもちろん、100円ショップのお掃除用品売り場、洗剤売り場などにも豊富にそろっているのですぐに手に入れることができます。

固形石鹸や液体石鹸もOK

「家にある固形石鹸や液体石鹸は使っていけないの？」
という方もいるかもしれませんね。

基本的にどちらも使用してかまいません。石鹼もアルカリ性の洗剤なので、
汚れ落としに使うことができます。

液体石鹼よりも固形石鹸のほうがアルカリ度が若干高いため、部分汚れなどに前もって使う場合は固形石鹸、洗濯時には液体石鹸という感じで使い分けましょう。

柔軟剤や漂白剤はどうする？

柔らかい肌ざわりに仕上げたい場合に柔軟剤を使用したくなることがあるかもしれません。また、自然由来の洗剤で落としきれない頑固な汚れに漂白剤を使用したくなることもありますよね？

どちらも使用NGというわけではありません。しかし、きちんとすすぎをしないと成分が生地内に留まってしまい、生地の劣化が進みやすかったり赤ちゃんの肌に影響が出てしまったりすることもあります。

もしどうしても柔軟剤や漂白剤を使用したい場合は、すすぎを念入りにすることをおすすめします！

つけ置きで簡単！布おむつの洗い方

布おむつの洗濯に必要な洗剤がわかったところで、
ここから洗濯方法についてご紹介します。

基本的に、予洗い→つけ置き→洗濯機または手洗いする・・・という流れです。
一つずつ確認していきましょう！

①予洗いする

おしっこだけのときは、お風呂場やシンクであらかじめ水洗いしておきましょう。

うんちのときは、固形の場合はトイレへ。ゆるゆるうんちの場合は、バケツのなかでシャワーを使って流します。その後バケツの水はトイレにそのまま流すようにすると楽です。

②つけ置きする

つけ置き用のバケツに水を入れて、重曹（またはセスキ炭酸ソーダ）を適量とかします。
（水2ℓに対し重曹15ｇが目安）

そこに予洗いが終わった布おむつを入れてつけ置きします。夜に予洗いして、朝に洗濯機で洗う流れで行っている人が多いようですね。衛生上、長時間つけ置きすると雑菌が繁殖して臭いやカビの原因になりますので、ご注意ください。

③洗濯機または手洗いで洗う

つけ置き後は洗濯機で洗いますが、もちろん手洗いでも大丈夫です！
生地に負担をかけないためにゴシゴシ洗いすぎないよう注意しましょう。

このとき洗剤は「赤ちゃん用洗剤」を使うと安心です。

④天日干しして殺菌する

洗濯終了後は、ピンチに挟んで日当たりのいい場所に干しましょう。
太陽の光にあてることで殺菌効果が高まります。

梅雨や秋の長雨の季節で外に干せない場合は、除湿機やエアコンのドライ機能、サーキュレーターを併用するなど、なるべく早く乾かすように心がけましょう。生乾きは雑菌が繁殖しやすく、臭いの原因になります。

まとめ

赤ちゃんの布おむつを洗濯する方法についてご紹介しました。

うんち汚れはつけ置きすることでかなり汚れを落とすことができるので、ぜひ取り入れてみてください。

布おむつとセットで使う布おむつカバーは、触って湿っているときやうんちが付いてしまったときに適宜洗うようにしましょう。

「そこまで汚れていなかったらまだ洗わなくてもOK」というボーダーラインは個人差があると思いますので、自分の判断基準で洗濯するタイミングを決めてくださいね。