last updated: 2023.08.23
「洋服の縮みが心配・・・」「油シミがついてしまった!」「しわが寄って、ヨレてきている」
なんて言った、洋服にまつわる悩みは日々尽きないですよね・・・
しかし、注意が必要なのにあまり注目されていないのが、「洋服の日焼け」という現象です。
あまり目立たないことなので、気にする人が少ないのかもしれませんが、
洋服の日焼けは、一度起こると非常に厄介なもの。
なぜなら日焼けによって起こった色あせや変色は、油シミなどと違ってすごく難しいからです。
だからこそ、「あらかじめ日焼けをおさえる」という対策が大切です。
今回は日焼けの予防法について解説します!
また、万が一、洋服が日焼けしてしまったときの対処法についても、あわせて紹介しています。
ぜひ、参考にしてくださいね。
まずは洋服の日焼けを起こさない方法について、詳しく解説します。
意識していないと、つい見落としがちなポイントもあるので、要チェックです!
普段、当たり前のようにやっている天日干しですが、日焼けを防ぐためには避けたほうがよいでしょう。
日差しに当てて乾かしているのだから、もちろん日焼けする可能性は大。
「じゃあ、どうやって乾かすの?」という話になるのですが、
洋服を日焼けから守るには、やはり「日陰干し」や「部屋干し」するのがよいですね。
乾くまでに多少の時間はかかりますが、日焼けに悩まされることは、相当減らせるはずです。
ちなみに「早く乾かしたい!」ということであれば、風通しを意識するとよいでしょう。
部屋干しする場合は、扇風機やサーキュレーターで風を当ててあげましょう。
これだけで、乾く時間は大幅に短縮することができますよ。
ただし、部屋干しで洋服が濡れている状態が長く続くと、雑菌が繁殖し、生乾きのイヤな臭いが発生することも・・・
そういった場合は、部屋干し専用の洗剤を使って予防することがオススメです。
多少の匂いなら、消臭スプレーなどでもじゅうぶん対応できます。
また、洋服の保管方法にもひと工夫が必要です。
特にホワイトカラーのものは、要注意。
直射日光が当たるような場所での保管は厳禁です!!!
日の当たり方を考えて、日陰になる場所で保管しましょう。
そんな筆者も昔、服の日焼けで失敗した経験があります・・・
「服も日焼けをする」ということを知らず、日が当たる場所に洋服をラックで吊り下げていました。
すると、白いシャツやポロシャツから順に、どんどん黄色く変色していきました。
被害総額は50,000円程度……あのときの絶望は今でも忘れられません。
理想的な保管方法はやはり、クローゼットにしまい、扉も閉めてしまうということ。
もちろん、日光とは無縁の環境が作られます。
「自宅にクローゼットがない・・・」という場合はどうでしょう。
その場合、なかなか日光をシャットダウンするのは難しいものです。
そこでおすすめしたいのが、「遮光性カーテン」で洋服たちを隠してしまうというテクニック。
遮光性カーテンを使えば、日の光から洋服をうまく遠ざけられます。
遮光性カーテンの効果は、その種類によってさまざまです。
一番のおすすめは「99%遮光」というような触れ込みで売られているもの。
ホームセンターなどで、手軽に買い求めることができるので、遮光度合いにも注意しましょう。
さて、干し方と保存方法について紹介してきました。
しかし洋服は、出かける際にはどうしても日光に当てられる定めにあります。
一見、どうしようもなさそうに見えますが、そんなことはありません。
実は、洋服にも「日焼け止め」というものが存在します。
最近では洋服用「UVカットスプレー」というものが、出回り始めました。
外出する前にスプレーをかければ、日焼けの予防ができます。
中には、水や油を弾けるようになるスプレーもあります。
油シミなどの予防にも、一役買ってくれる、というわけですね。
香り付きのものも販売されているので、好みに合った商品を選びましょう。
値段も1本1,000円程度~、お手軽に販売されています。
ただし、中にはこのスプレーが使えない洋服もあります。
スプレー自体の注意書きをよく読み、使えない洋服には使わないようにしましょう。
もし洋服にひどい日焼けがついても、諦めのはまだ早いです!
いっそのこと、染め直してしまうという方法があります。
世の中には、大切な洋服を染め直してくれるお店があります。
「お直し店」というものですね。
お直し店に持っていけば、変色してしまった洋服を、新しい色で染め直してくれます。
上から塗料を塗るので、確実に日焼けはなくなります。
少しお値段はかかるかもしれませんが、大事な洋服の日焼けを直したいなら検討してみてはどうでしょうか。
また、難易度は少し高まりますが、自宅で染め直すことも可能です。
というのも、最近では洋服を染め直すための塗料やキットがさまざま販売されています。
ペンシルのように、初めての人でも簡単に染め直しができる商品も出回り始めています。
日焼けしてしまった洋服を捨てる前に一度、これらの方法を検討してみてください。
実は、日焼けしているように見えて、そうではないこともあります。
日焼けした洋服は、たいてい黄色っぽくなります。
しかし、「皮脂による汚れ」も同様の黄ばみが発生することから、見分けることは困難です。
つまり、洋服の黄ばみは単に、皮脂の汚れが原因の可能性もあるので、
洗ってあげることで、元どおりになるかもしれないというわけです。
もちろん、皮脂汚れの場合は、日焼けよりもお手入れが簡単。
大体の皮脂汚れは「漂白剤でのつけ洗い」できれいに落とすことができます。
ただし「漂白NG」の洋服もあるので、まずは洋服の表示をしっかりと確認しましょう。
もし漂白がNGの場合は、クリーニング屋さんに持ち込むのがおすすめです。
洋服というのは非常に繊細で、些細なことで簡単に傷んでしまうもの。
一度日焼けしてしまうと、その後のケアが大変ということが分かりましたね。
ですが、今回紹介したような日頃のちょっとした工夫で、大事な洋服の寿命をグッと伸ばすことができます。
できることからまずは始めてみましょう!
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