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衣服ケア ~意外と知らない!?長く綺麗に洋服を着る方法~

洋服の干し方、実はひとつだけじゃない!干し方を見直そう

last updated: 2023.08.22

洋服を長持ちさせるコツというのは、さまざま語られています。

「洗剤は中性に限る」「定期的にブラッシングする」「乾燥機には掛けない」

などは、よく耳にするのではないでしょうか。

 

しかし、大事なことなのにも関わらず、意外と注目されないことがあります。

それは、「洋服の干し方」。

 

洋服の干し方ひとつで、洋服の状態は良くも悪くも、大きく変わってきます。

とはいえ、洋服の干し方について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか?

本記事では「洋服の干し方」という、少しマイナーなトピックについて紹介していきます。

 

クリーニング

お天気が良ければ、多くの場合、天日干しをする人が多いですよね。

天日干しは、部屋干しなどに比べて洗濯物が素早く乾きます。

「早く乾く」ということは、「雑菌が増えづらい」ということ。

つまり、生乾きのようなイヤな臭いもつきづらくなる、というわけですね。

 

また、独特の清潔感溢れる香りも付きます。いわゆる「お日さまの香り」です。

殺菌と消臭の効果は天日干しならではのメリットと言えるでしょう。

ですが、天日干しにも気を付けたいポイントはあります。

 

一つ目は、「虫食い」という問題です。

ウールやコットンの天然繊維には「ヒメカツオブシムシ」という虫が寄り付いてきます。

いわゆる「虫食い」をはたらく、洋服の大敵となるような虫です。

彼らは洋服に卵を植えつけ、卵から孵った幼虫たちが、繊維を食べることで虫食いができます。

 

だったら天日干しなんてできない!・・・と思うところですが、もちろん対処法をお教えいたします!

それは、取り込んだ洗濯物にアイロンを掛けてあげるということです。

ヒメカツオブシムシの卵は、アイロンの熱によって簡単に死んでしまうので、卵が孵る前にさっとアイロンを掛けましょう!

 

また、気を付けたいポイントの二つ目に、「洋服の日焼け」があります。

以下のような素材は、一般的に日焼けがしやすいと言われています。

  • リネン
  • ナイロン
  • ウール
  • シルク

 

洋服の素材によって、天日干しするものと日陰干しするものを分けてあげると良いでしょう。

 

日陰

日陰干しは、洋服に対して非常に優しい干し方です。

日光にさらされないので、「色あせ」や「日焼け」などのトラブルを避けられます。

先ほど紹介した日焼けしやすい洋服には、この干し方がベスト。

 

また、絵柄がついている洋服も色あせに注意です。

大事なお洋服こそ、直射日光には敏感になって、日陰干しを徹底したいものです。

 

ただ日陰干しは天日干しと違って、乾くまでに時間がかかることが難点です。

「明日までに乾いてもらわないと困る」といった状況では、日陰干しだと間に合わない・・・

しかし、風通しのいいところで干す、扇風機やサーキュレーターを当てるなどの方法で対策は可能。

 

また洋服にとって長時間、濡れている状態は好ましくありません。早く乾かすことで、雑菌の繁殖も防げます。

そういった面でも、風を送って早く乾かしてあげることが重要です。


ちなみに、「室内干し=日陰干し」と勘違いされるケースが多いですが、

室内で干していても、直射日光が届く場合は日陰干しにはなりません!

屋外でも「すだれ」や「サンシェード」を取り付けることで、日陰を作る方法があるので取り入れてみてくださいね。

 

日陰干し

続いては「部屋干し」について紹介します。

部屋の中で干す、たったそれだけのことなのですが、屋外干しの手間を考えると非常に便利ですよね。

雨の日でも乾かせるというのもありがたいところ。

 

また、ヒメカツオブシムシに悪事をはたらかれずにも済みますし、日焼けなどリスクも相当減らせます。

しかし、部屋干しで気になるのは「雑菌の繁殖」です。

乾くまでにどうしても時間がかかるため、雑菌の繁殖や、独特な嫌な臭いが発生することも。

 

ここで役立つのが、先程も紹介した「扇風機やサーキュレーター」です。

また、エアコンのドライ機能や、除湿機などで湿度をコントロールするという方法も効果的です。

雑菌によって、せっかくの洗濯物が台無しになる前に、乾かしてあげることがポイントです。

 

平干し

あまり耳にはしませんが、「平干し」という干し方もあります。

平干しとは、上記画像のように「吊るす」のではなく、平な地面に洋服を敷いて干す方法です。

 

平干しの1番のメリットは「洋服が伸びない」という点です。

洗濯後ハンガーに吊るして、洋服が伸びてしまったり、変なクセがついてしまったりと、型崩れした経験はありませんか?

ですが平干しなら、その心配は無用です。

とっておきのお洋服は、この方法で丁寧に干してあげましょう。

カシミアやモヘアなどの高級繊維でできているお洋服も、平干しで決まりです!

 

洋服の干し方には、意外にも奥深いテクニックがたくさんあります。

簡単に実践できるものなので、是非次回から取り入れてみてくださいね!

1. 洋服と洋服の間隔を空けよう

洋服を干すときは、間隔も大切です。

洋服同士の間隔は15cmほど取るようにしましょう。

間隔をあけておけば、水気や湿気がうまく抜けてくれます。

乾くまでの時間も短縮され、雑菌の繁殖jによる嫌な臭いも付きづらくなります。

特に、風通しが悪い場所で干す際には意識したいポイントです。

 

2. 夜間に天日干しをしない

洗濯物を干す際に避けたいのは、夜間に干すということです。

夜間に干すことには様々なデメリットがあるので要注意です・・・

 

1つ目は、洋服の大敵であるヒメカツオブシムシがくっつきやすいという問題です。

彼らは夜行性のため、夜になると活発に活動しはじめます。

夜に天然繊維を干すのは、「こちらへどうぞ~」と呼びつけているようなものです。

 

2つ目に、乾きが遅いということ。

太陽が出ていない分、乾燥に時間がかかり、雑菌の増殖にも繋がります。

さらに、寝ている間に雨が降ったときには「悲劇」が起こります。

 

雨には、空気中のチリや花粉、化学物質などが少なからず含まれています。

それらの雨を浴びてしまった場合、もう一度最初から洗濯をしなおす必要があります。

これらの理由から、できるだけ夜間に洋服を干すのは避けましょう。

 

もし、夜間に干す際には、必ず事前にお天気をチェックしてから干しましょう!!

とはいえ、日焼けしやすい洋服を干すうえでは、ある意味でチャンスだったりもするので、時間帯を上手く味方につけましょう。

 

洋服というものは本当にか弱いもので、洗濯の仕方や畳み方、着方ひとつでダメージを受けてしまいます。

何をしてもへっちゃら!というような丈夫な繊維があればいいのですが、私たちが普段身に付けるお洋服は、大切に扱ってあげる必要があります・・・

 

今回ご紹介した「干し方」ひとつでも、工夫をすることで洋服の運命は左右されます。

大切なお洋服を長く綺麗に着用するためにも、それぞれの洋服に合った干し方を選んであげましょうね。

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