last updated: 2024.04.02
スギ花粉の飛散がピークを迎える3月。
外出して家に帰ってくると、知らず知らずのうちに
花粉を家の中に持ち込んでいます。
今回は花粉が付きやすい衣類の部分の解説や、
家まで持ち帰ってしまった花粉の落とし方についてご紹介します。
少しでも家に持ち込む花粉の量を減らして、花粉症シーズンを乗り切りましょう!
花粉は空気に乗って、衣類やバッグなど 身に着けているものにくっつきます。
どうしてくっつくのかというと、その原因は静電気にあるのです。
小さな花粉は静電気に吸い寄せられるように集まってきます。
静電気を発生させやすい素材の服を着ていたり、歩く際に衣類がバッグで擦れたりすると、
そこに静電気が発生してしまうので要注意です。
つまり、静電気が発生しやすい部分を中心に花粉を落としてあげるのがポイントです。
では、具体的に外出時に静電気が起きやすいのはどこでしょう?
静電気は摩擦によって発生しやすいと言われています。
例えば、バッグと衣類が擦れる場所が最も静電気が発生しやすい部分です。
バッグが持ち手のあるタイプかショルダータイプかによって、衣類と擦れる場所が変わってきます。
男性が持つバッグは持ち手のあるタイプが多いので、腰~太もものあたりの摩擦が多いでしょう。
また人気のボディバッグの場合は、背中やベルト部分が当たる上半身に摩擦が起きやすくなります。
一方女性は、ハンドバッグなら腰~太ももあたりに摩擦が起きますが、
ショルダータイプの場合わきの下~腰あたりに摩擦が起きやすくなります。
また男女関係なく近年人気のリュックサックは、背中部分が擦れることが多いですよね。
バッグと擦れる場所のほかに、もう一つ衣類が擦れやすい場所があります。
それは、スラックス・パンツの裾やスカートの裾です。
この部分は、衣類の内側が靴下やストッキングと擦れますね。
スラックスやスカートの裏側が擦れても、静電気は衣類の表にも発生するため、
花粉を寄せ付けやすくなってしまうのです。
外出時に衣類に付いてしまった花粉は、玄関先(ドアの外)で
しっかりと落としてから家の中に入る必要があります。
手でパンパンと叩いてしまうと生地の凹凸部分に花粉が入り込んでしまうので、
サッサッと手で払うように落としましょう。
家の外に粘着ローラーを準備しておいて、静電気が発生しやすい場所を
念入りにコロコロするのもおすすめですよ。
家に入る前にきちんと花粉を落とさなかった場合や、落としきれずに残っている場合、
家の中のインテリアにも花粉がついてしまうことになります。
では家の中で花粉が付きやすい場所はどこでしょう?
この場合も「静電気」がポイントになります。
衣類と擦れやすいのは、ソファーやクッションです。ソファーは背もたれや座面部分が要注意です。
またカーペットを敷いている方は、カーペットに直接座ると衣類に付いていた花粉が
カーペットの凸凹部分に入り込みやすいです。
さらに外から持ち込んで空気中を漂っていた花粉がカーペットに落ちたときも
凹凸部分に溜まりやすいので 、カーペットには危険が潜んでいるんですよ。
ソファーやクッション、カーペットなどの布でできたインテリアに付いた花粉は、
粘着ローラーを使ってコロコロするのが一番花粉を絡めとりやすいです。
真っ先に掃除機をかけてしまうと、吸引するときに風で花粉を部屋中に巻き上げてしまうのでNG!
先に粘着ローラーで丁寧にコロコロしてから掃除機をかけるという順番でお掃除してくださいね。
外出時に花粉が付きやすい衣類の場所や、家の中で花粉が付きやすい場所は分かりましたか?
花粉症の方は今回ご紹介したところを重点的に掃除するようにしましょう。
家の中だけでなく、外出用の粘着ローラーも常備しておくのがおすすめです!
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