last updated: 2023.03.31
寒さが一段落すると、もうすぐ桃の節句「ひな祭り」が訪れますね。
特に初めて女の子が生まれたご家庭では初節句となるため、ひな人形の準備やお祝いをどうするかなど、家族・両親などと悩んでいることと思います。
準備が進んでくると気になるのが「子どもに何を着せたらいいのか」という問題です!
今回はひな祭りで着せたい衣装のおすすめを年齢別にご紹介しますので、悩まれている方はぜひ参考にしてくださいね。併せて、日本におけるひな祭りの伝統についても学んでいきましょう。
そもそも「ひな祭り」とはどんな行事なのか、おさらいしておきましょう!
▼ ひな祭りの由来は平安時代
ひな祭りは平安時代中頃に始まったといわれています。紙人形を作り、川や海に流すことで身の汚れを祓うという行事でした。今も「流しびな」の風習が残っている地域もあります。
江戸時代になると、人形を作る職人の技術が発達したことから、ひな人形は「流す」ものではなく「飾る」ものへと変化していきました。
▼ 現代は女の子の成長を願う行事に
現代では「身を清める・お祓いする」という意味は薄れ、女の子の健やかな成長を願う意味を込めて、ひな人形を飾りお祝いする行事になっています。
ひな人形にはひし餅やひなあられをお供えし、魔よけの効果があるといわれている桃の花を飾ってお祝いするスタイルが一般的です。ひな祭りの日に、ちらし寿司、ハマグリのお吸い物を食べたり、甘酒などを飲んでお祝いしたことがある方も多いのではないでしょうか?
▼ ひな人形はコンパクトが主流に
昔は七段飾りが多かったのですが、暮らしの多様化により近年は親王飾りや三段飾りなどのコンパクトなものが人気となっています。また飾り台に人形を収納できる「収納飾り」というものは、高さもあり見栄えが良いため近年特に人気です。
ひな祭りは初節句のお祝いとしてはもちろん、女の子の健やかな成長をお祝いする日です。「衣装なんているのかな?」と思われる方もいるかもしれませんね。
しかし、ちょっとおめかしして写真を撮ることで、思い出にも残りますし一年の成長を実感することができるでしょう。
ここから初節句・幼児期・小学生以上と3つに分けて、ひな祭りにおすすめの衣装を紹介します。
初節句は両家を呼んで盛大にお祝いするというご家庭もあるのではないでしょうか?
月齢によって、まだ寝てばかりの子もいれば、ハイハイをする子、ちょっと歩けるようになる子までいます。この時期におすすめなのは、着脱がしやすくオムツ替えがスムーズにできる衣装です。
被布はひな人形とセットになって販売されることも多いのですが、3歳の七五三のときに着用する袖がない上着のことです。着物の上から被って着るだけなので、脱ぎ着も楽ちんです!
お宮参りの時に着用した「一つ身」という祝い着が手元にあるなら、こちらを着用するのもおすすめです。お宮参りのときと比べて、少し大きくなったことを実感できるでしょう。
近年人気なのがロンパースタイプやカバーオールタイプで、手軽に和装を楽しめるものです。赤ちゃんは普段ロンパースやカバーオールで過ごしていることが多いため、いつも着ている服の感覚で華やかに見せることができます。
気軽に洗濯できるものや、本格的な着物・袴に見えるものなどさまざまありますので、いろいろチェックしてみてくださいね。
「うちは洋装で!」「和装だけじゃなくドレスも着せたい」という方は、ロンパースタイプのドレスを選ぶと良いでしょう。ちょっと大きめサイズのドレスを一着準備しておけば、親戚や友人の結婚式の際にも着用できて便利ですよ!
しっかりと歩くことができるようになり、体も大きく成長する幼児期。
言葉の数も増えるため、「きついから着るのイヤ!」「これかわいくないから着たくない」などと自分の意思をはっきり言えるようになります。
この時期は、子どもの気持ちも尊重してあげながら衣装を選ぶと良いでしょう。
3歳の七五三のときに着物と被布のセットを着せる場合、ひな祭りでも着ることができます。被布は7歳のお祝いである「帯解きの儀」までは着用してもいいとされています。
幼児期はプリンセスやアイドルにあこがれを抱く時期。キラキラ・フリフリ・フワフワなどの装飾が大好きな時期なので、お気に入りの一着を選ばせるのも良いでしょう。気に入ったものなら、嫌がらずに着てくれますよ!
入学式用に準備しているもの、結婚式・法事などで着用したフォーマルなワンピースを着せる方法もあります。よそいきのワンピースは、どの年齢でも一着あるととても便利ですよ。
小学生以上になると、好みがもっとはっきりしてきます。幼児期に好きだった色が嫌いになったり、シンプルなものが好きになったりと個人差が出てくるようになります。
この時期に着るものは、必ず本人と一緒に選ぶようにしましょう。親の好みばかりを押し付けると、当日着てもらえないという悲しいことが起こる場合もありますので気を付けましょうね。
7歳の七五三では大人と同じような着物を着用します。着付けがちょっと大変ですが、子どもが嫌がらなければ、ひな祭りのときも着せてあげると良いでしょう。
ピアノの発表会や結婚式などで着たドレスを着用する方法もあります。習い事でドレスを着る機会があるのであれば、サイズ調整できるドレスを1着準備しておくと便利です。
「着物もドレスも嫌!」と言われてしまったなら、普段使いもできそうなワンピースやセットアップを選びましょう。黒やグレー、チェックなどのスカートやワイドパンツは、登校時にも着用できるため一石二鳥です!
ひな人形を飾る作業・しまう作業はちょっと大変ですが、お子さんの健やかな成長を願う意味で毎年お祝いしたいものですね。
お祝いするときは、ちょっとおめかしして写真を残してみませんか?毎年撮りためておくことで、一年の成長だけでなく時の変遷も感じることができるでしょう。
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