last updated: 2024.10.03
目 次
布おむつは経済的でエコ!そして赤ちゃんの肌にもやさしいため、近年また手作りする人が増えてきました。では、布おむつを手作りする場合はどんな生地・素材を選べばいいのでしょうか?
今回は赤ちゃんにより快適に過ごしてもらうための生地の選び方を、繊維の特徴と併せてご紹介します。布おむつ(吸収帯)によく使用される繊維をご紹介しますので、ぜひ手作りする際の参考にしてくださいね!
布おむつや布おむつカバーは赤ちゃんの肌に密着している時間が一番長いアイテム。
市販の布おむつにはオーガニックコットン・綿・バンブーなどの天然繊維でできているもの、マイクロファイバーというポリエステル・ナイロンを使用した化学繊維からできているものなどがあります。
それぞれの特徴・メリットなどを解説しますので、赤ちゃんの肌の状態に合わせて選びましょう。
まずここからは天然繊維をご紹介し、それぞれの特徴について解説していきます。
オーガニックコットンは化学肥料や農薬を使用せずに育てた綿のこと。繊維の毛先が丸くなっているので肌への負担がかからず、赤ちゃんのデリケートな肌にぴったりです。
また通気性に優れており、おむつ内の蒸れを防げるため、おむつかぶれや湿疹なども軽減できるでしょう。
一般的な綿も、肌にやさしく通気性に優れています。オーガニックコットンと比べると安価で購入できるのが魅力。丈夫で長持ちし、洗濯しやすいのもメリットですね。
しかし布おむつは布を折りたたんで作っているため、速乾性がない綿は季節によっては乾くまでに時間かかるというデメリットがあることも覚えておきましょう。
もう一つご紹介したいのがバンブー(竹繊維)です。「なんで竹なの?」と思われる方もいるかもしれませんね。
竹は成長が早く、基本的に無農薬で自然に育つため、実はサステナブルな繊維として近年注目を浴びています。
また、竹と同じイネ科・タケ亜科に属する植物に笹がありますが、笹の葉に抗菌作用があることをご存知の方も多いでしょう。おにぎりやお餅などを包む用途で笹の葉を使用することがありますよね。竹も同様に抗菌力に優れるため、バンブーを布おむつに用いることで赤ちゃんのおしりを清潔に保つことができます。
またバンブーのもう一つのメリットとして、静電気が発生しにくい点も挙げられます。綿も静電気が発生しにくいことで知られていますが、バンブーの静電気(電圧)は綿の10分の1以下というデータもあるのです。気になった方は、ぜひバンブーの生地も探してみてくださいね!
ウールは天然繊維のなかでも動物繊維に分類されます。「ウール=毛」というイメージから、なんとなく冬に出番が多いように思われがちですが、通気性が良く肌ざわりも良いため、実は年間通しておすすめできる繊維なのです。
ほかの繊維と違うのは、生地の値段が比較的高価であること。またウールはデリケートなので、中性洗剤で洗うことができません。他のものと分けて洗濯しなくてはいけないので、面倒に感じる方もいるかもしれませんね。
次に布おむつに使用されることが多い化学繊維をご紹介します。「化学繊維=肌にあまりよくない」といったイメージを持つ方もいるかもしれませんが、メリットもたくさんあります!
実際、海外にはポリエステルとナイロンからできたマイクロファイバー生地の布おむつが主流になっている地域もあるほどです。
たしかに化学繊維は天然繊維と比べると静電気発生率がかなり高めです。また、ポリエステルには通気性が悪いというデメリットも・・・。
しかし吸水力・防水性が高いためおしっこの漏れを防いでくれますし、速乾性に優れているため洗濯しても乾きが早いというメリットもあります。そして何よりも化学繊維は天然繊維よりも安価で購入できるのが嬉しいですよね。
赤ちゃんの肌の状態を確認しながら、「次はどの素材の生地を使って作ろうかな?」と悩んでみるのも、布おむつ育児の楽しさではないでしょうか?
ここまで布おむつによく使用される「繊維」についてご紹介しましたが、それらの繊維を織ったり編んだりして作られるのが「生地」です。
布おむつを作る際は「ドビー織」とよばれる生地がおすすめです!
ドビー織とはドビー織機を使って織られた生地のことで、別名「ダイヤ織」と呼ばれることもあります。小さな幾何学模様が生地の表に出るのが特徴で、おもにワイシャツやタオルケットなどに使用されています。
どうして布おむつにはドビー織がおすすめなのかというと、それには生地の凹凸が関係してきます。
ドビー織は幾何学模様で凹凸ができている面が表、凹凸がなくツルツルしている面が裏。この表の凹凸がポイントで、生地がボコボコしていることによって赤ちゃんの肌との間に隙間ができ、通気性が良くなるのです。
また生地に凹凸があるほうが、赤ちゃんのうんち汚れを落としやすいということも、布おむつに最適といわれる理由の一つに挙げられるでしょう。
やわらかな着心地で肌触りが良く、通気性・吸水性にも優れているため、汗かきの赤ちゃんにもおすすめの生地ですよ!
赤ちゃんの布おむつを作る場合によく使用される繊維について解説しました。天然繊維も化学繊維もそれぞれメリット・デメリットがあることがわかりましたね。最終的には赤ちゃんの肌の状態を観察しながら、どの素材を使用するかを考えてみてください。
布おむつの作り方はこちらでご紹介しています!お気に入りの生地を見つけて、さっそく手作りしてみませんか?
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