last updated: 2022.12.23
3月はスギ花粉の飛散量がピークに達する時期です。
外出したとき衣類には目には見えないけれど、たくさんの花粉が付着してるんですよ。
でも衣類の繊維によって、花粉が付きやすいものと付きにくいものがあるって知ってましたか?
今回は花粉が付きやすい衣類をご紹介します。
花粉を家に持ち込まないために・・・
花粉症の方は、ちょっとした量の花粉を吸いこんだだけでもくしゃみや鼻水
目のかゆみなど様々な症状が出てしまいます。
外出から帰ったときに、衣類に付いた花粉をきちんと落として家に入らないと
家の中にも花粉をバラまいてしまう・・・なんてことも。
家に入る際は玄関のドアを開ける前に、衣類の表面を手で
振り払うようにして花粉を落としましょう。
花粉を落としたら手をしっかり洗ってくださいね!
また、粘着ローラーで衣類の表面をコロコロするのも有効ですよ。
どうして衣類に花粉が付きやすいの?
そもそも、どうして衣類に花粉が付着するのでしょう?
空気が乾燥している時期は静電気が発生しやすいですよね。
そんなときに着ている衣類が何気ない動作一つでこすれると、衣類に静電気が発生します。
静電気にはものを吸い寄せる効果があるため、小さな花粉の粒子が衣類にくっつきやすくなるのです。
また衣類に使用されている繊維は糸が織られてできているため
その隙間に花粉が入り込みやすいという理由も挙げられます。
ニット類は毛糸を編んでできているので、その編み目にも花粉が入り込んでしまいます。
花粉が付着しやすい衣類は?
ここまでご紹介してきたような理由から、特に花粉が付きやすい衣類は次のようなものが挙げられます。
これらは毛羽立ちがあり、衣類の表面がボコボコしているので、花粉が入り込みやすいです。
どれもフワフワで肌触りが気持ちいいものばかりですよね。
冬~春にかけて温かさの面から重宝する衣類ですが、花粉対策の面からするとおすすめできません。
静電気が起きやすい繊維の重ね着にも注意が必要!
静電気が発生すると、そこに多くの花粉が集まってしまいます。
静電気が発生しないような衣類の重ね着をすることも大切なポイントですね。
ちなみに静電気が発生するのは、違う繊維を組み合わせて着た場合です。
特にプラスに帯電する繊維とマイナスに帯電する繊維を組み合わせたときに発生しやすくなります。
<静電気が発生しやすい組み合わせ>
ポリエステルのシャツにウールのカーディガンを合わせたり
ウールのセーターにアクリルのマフラーを巻いたりするのは静電気が発生しやすくなるので
花粉の時期はやめたほうがよさそうですね。
では、どのような組み合わせなら静電気が発生しにくいのでしょう?
プラスに帯電する繊維同士の組み合わせ、マイナスに帯電する繊維同士の組み合わせ・・・
このように帯電の仕方が同じものの組み合わせならOKです。
特に綿は静電気を起こしにくい繊維ですし、安価で手軽に洗濯ができる素材ですから
花粉の時期には重宝しますよ。
スギ花粉のシーズンは花粉が付着しやすい衣類は避けよう!
花粉が付きやすい衣類の特徴や、静電気が起こりやすい繊維の組み合わせについて
ご紹介してきましたが、これらの衣類は花粉の飛散時期はなるべく避けたほうがよさそうですね。
表面が凹凸の少ないものや綿素材の衣類を選び、家に帰ったら必ずドアの前で
花粉を振り払ってから家の中に入るようにしましょう。
自分が花粉症でなくても、家族の中に花粉症の方がいる場合は
ぜひ気をつけてあげてくださいね。
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