CARE FOR YOUR CLOTHES

衣服ケア ~意外と知らない!?長く綺麗に洋服を着る方法~

そのニット、来年も着ますか?ニットの寿命と処分方法

last updated: 2024.04.02

もうすぐ冬も終わり。2023~2024年は暖冬だったこともあり、
薄手のニットを着る機会が多かったのではないでしょうか?

衣替えの時期を迎えると、悩むのが
「今シーズン着たニットを来年まで取っておくかどうか」という問題。

全部洗って収納しておきたいけれど、スペースが限られている場合、
「処分する」という思い切りも必要になってきますよね。

今回はニットシリーズ第3弾!
「ニットの寿命と処分方法」についてご紹介します。
衣替えをする際の参考にしてくださいね!

 

突然ですが、ニットがどんな状態になったら処分を検討しますか?

穴があいたとき?
毛玉が多くできて自分で対処できなくなったとき?
形状維持が難しくなったとき?

…など、手放す理由はさまざまあると思います。

ニットの捨て時は、次の4つのポイントを参考に判断しましょう!

1. 毛羽立ち・毛玉が取りにくくなったとき

ニットを繰り返し着ていると摩擦によって腕や脇の部分に毛玉ができやすくなります。

「気になったときに毛玉クリーナーを使って取っている」という方も多いと思いますが、
長く着用していると毛玉ができやすくなり、着用の度にケアしないといけなくなることがあります。

さらに、生地が劣化することで毛羽立ちが目立つようになることも…。
このように頻繁なケアが必要になってきたときは、処分を検討しましょう。

毛玉ケアについては、こちらの記事で解説しています。

2. 襟・袖などが伸びて形状維持ができなくなったとき

ニット製品の多くは、長く着用していると
買ったばかりの頃のような形状を維持できなくなってきます。

生地が伸びて襟口・袖口が開いてくると、見た目が悪くなるばかりでなく、
着用中に空気が入り込みやすくなり身体も冷えてしまいますので、処分を検討してもよいでしょう。

ニットの型崩れを防ぐためにはホームクリーニング時の
干し方も重要ですので、正しい干し方を心がけましょう。

ニット製品は、平置きネットに平らに広げて干すのがおすすめです!
生地を傷めないためにも直射日光の当たらない場所に陰干しすることもポイントです。

洋服の日焼けについては、こちらの記事で解説しています。

3. 大きな穴があいて修復ができなくなったとき

動物繊維が多く含まれているニットは、虫の大好物!
ケアを怠ると、虫食い穴があいてしまうことがあります。

小さな穴なら自分で修復することもできますが、
あまりにも大きな穴があいてしまってどうにもできないときは処分を検討しましょう。

自分でできる穴の修復方法は、こちらの記事で解説しています。

4. 対処できないシミ・汚れがついたとき

シミ・汚れは、薄いものであればシミ抜きや衣料用漂白剤を使って
自分で対処できることもあります。

それが難しい場合は、クリーニング店に持ち込んで
シミ抜きをしてもらうことになりますが、コストが高くなることも…。

場合によっては、新しいニットに買い替えたほうが安く済む場合もありますので、
ニットを買ったときの価格とクリーニング代を天秤にかけて、対処方法を検討しましょう。

 

ニットは使われている素材や編み目によって寿命が異なります。
どんな素材・編み目だと長持ちするのでしょうか?詳しくみていきましょう!

ウール・綿など天然繊維のものは寿命が長い

ウール・アンゴラ・カシミヤなどの動物繊維や、綿・麻などの植物繊維など、
天然繊維を多く使ったニットは、化学繊維よりも毛玉ができにくいといわれているため、
丁寧にケアすれば「3~5年程」、ケアによってはそれ以上に長く着ることができます。

特にウールのニットは汚れがつきにくいので、洗濯回数を減らすことができます。
洗濯回数が減ると、それだけ生地の劣化も抑えられますね。

天然繊維が多く使われているニットは、化学繊維でできたニットよりも
価格が高い傾向にありますが、その分正しく扱うと長く着ることができますし、
環境にやさしいという利点もありますよ。

化学繊維多めは寿命が短い

アクリル・ポリエステルなどの化学繊維を多く使ったニットは、
プチプラブランドなどでよく見かけますね。

化学繊維は毛玉や毛羽立ちなど、見た目での劣化が早く起こります。
化学繊維が多めのニットはおよそ「2~3年くらい」で寿命を迎えます。

すべてのプチプラニットが化学繊維多め…とは限らず、
なかには天然繊維を使用しているものもありますので、お買い物の際には是非、
タグに記載されている素材をチェックしてみてくださいね。

編み目が細かいものは寿命が長い

ニットにはいろいろな編み方がありますが、編み目が荒いものはローゲージニット、
細かいものはハイゲージニットと呼ばれています。

ローゲージニットは編み目が詰まったハイゲージニットよりも、
摩擦が起きやすいため毛玉が多く発生しがち。

しかも伸びやすく、見た目の劣化が早く進みます。
長時間ハンガーにかけたままにしていると、形が崩れて襟・袖が
伸びてしまうこともあるので気をつけましょう!

化学繊維多めのローゲージニットほど短命、
天然繊維多めのハイゲージニットほど長命ということになりますね!

 

さて、定期的にチェックして「もう寿命かも…」となってしまったニット製品は
どのように処分したらいいのでしょう?

ニット製品は、基本的に「燃えるゴミ」として処分してOKです!

近年では、リサイクルショップへの売却やフリマアプリへの出品、
またNPO法人に寄付したりする方法もあります。

また、購入したお店に設置してあるリサイクルボックスに返すとクーポンが
もらえたりするケースもあるので、”捨てるのはもったいない・・・”という場合には、
そういったサービスの利用も検討してみてくださいね。

 

ニットはスウェットやブラウスなどと比べると、寿命が短いといわれています。

素材によっても寿命が変わってきますので、より長く綺麗な状態で着用したい場合は、
天然素材多め&ハイゲージのニットを選ぶようにしましょう!

「流行に左右されないものを長く着る」というスローファッションの
考え方を取り入れるのもおすすめですよ。

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