前回、赤ちゃんを迎える前に済ませておきたいこととして「ベビー服の水通し方法」について取り上げましたね。なぜベビー服を水通しするのか、その理由について解説しました。

⇒関連記事「赤ちゃんのお肌を守ろう！出産前に確認しておきたいベビー服水通しの方法 」

今回は実際に水通しをするときに気をつけてほしいことや、水通し後の収納方法・保管方法についてご紹介します。

「水通ししたからOK！」・・・ではなく、その後の保管方法にも気をつけてほしいことがあるので、ぜひチェックしてくださいね！

ベビー服を水通しする際の注意点

はじめに、ベビー服を水通しするときに気をつけてほしいことをご紹介します。

ママの体調のいい日に行なう

ママのお腹が大きくなってくると、ちょっとした動作でも息切れしたり、
お腹が邪魔して思うように動けなかったり・・・
と非妊娠時とは状況がかなり変わってきますよね。

ベビー服の水通しも、一気にやろうとすると妊婦さんには大変かもしれません。

水通しは比較的体調が落ち着いている安定期に入ってから、
妊娠8～9か月を目途に行いましょう。

くれぐれも無理はせず、体調と相談しながら何日かに分けて行ってくださいね！

大人の服とは別に洗う

ベビー服は大人の衣類とは分けて水通しするのが基本。
なぜかというと、大人用の衣類にはシワや防虫対策としてホルムアルデヒドという化学物質が使用されていることが多いからです。

水通しを行う理由の一つに、ホルムアルデヒドの除去がありましたね。
ですから、大人の衣類と一緒に洗ってしまうと、水通しの意味がなくなってしまいます。

水通しする際は、赤ちゃんのものだけを洗うようにしましょう。

天気のいい日に行ない、しっかり乾かす

水通しは天気のいい日を選んで行います。

できるだけ天日干しがおすすめですが、春の花粉やPM2.5が舞う季節は、外に干すのは避けたいですよね・・・。また梅雨の季節も、なかなか晴れ間を見ながら干すのが大変です。

そんなときは室内干しでも大丈夫！

衣類と衣類の間隔をなるべく大きくあけるようにし、除湿器や扇風機・サーキュレーターなどを上手に使って乾燥させてください。

生乾きのまま保管すると、雑菌やカビが発生してしまう原因になることも。
そうならないように、きちんと乾いているかを確認してから取り込むようにしましょう。

乾燥機は洗濯表示タグを確認してから

「家に乾燥機があるから、しっかり乾かすために乾燥機に入れちゃおう！」
・・・と思う方もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください！

ベビー服のなかには、乾燥機の使用がNGとなっているものもあります。
生地が縮んでしまったり、溶けてしまったり・・・ということもありますので、もし乾燥機を使用する場合は、洗濯表示タグにどのように記載されているかを確認してから行いましょう。

水通し後の収納方法・保管方法

ベビー服を水通ししたら、たたんでそのままタンスに収納しよう・・・
と思っているあなたは要注意！ベビー服は収納方法にも気をつけたいことがあります。

ここからは水通ししたあとの収納・保管方法をご紹介します。

大人の衣類とは別に収納する

ベビー服を水通しすることの目的の一つはホルムアルデヒドの除去がありますので

水通しする際に大人用の衣類と分けて行ったのと同様に、
水通し後も大人用の衣類とは別の場所に保管しましょう。

それはせっかく水通ししても、大人用と同じ場所に保管するとホルムアルデヒドが移ってしまうためです。

赤ちゃん用タンスで保管する

ホルムアルデヒドは衣類だけでなく、日常生活で使用しているさまざまなものに使われているのをご存知ですか？

ホルムアルデヒドは建築資材や家具、壁紙などに使用されている接着剤に含まれます。
そのため、実はタンスやベッドなど日々使用している家具にも含まれていることがあるのです。

衣類には月齢が24か月までのものにホルムアルデヒドの基準が設けられていますが、家具にその基準はありません。

つまりいつも収納しているタンスに保管してしまうと、ホルムアルデヒドが移ってしまう恐れがあるのです。

一番安心なのは、「赤ちゃん用」として作られたタンス・収納ケースにしまうこと。
安全・安心のために購入を検討してみてはいかがでしょうか？

ジッパー付き保存袋を使う方法もおすすめ！

とはいっても、住宅事情によっては収納場所が限られていたり、新しい家具を買い足すのが難しかったりすることもあるはず。

そんなときは、ジッパー付きの保存袋を活用しましょう！
密封できれば、大人用の衣類と一緒に収納しても大丈夫です。

水通し後にしっかり乾燥させたら、きれいにたたんで袋に入れます。空気を抜いて密封すればコンパクトになりますし、ホルムアルデヒドだけでなくホコリやカビなどからもベビー服を守ることができますね。

袋を選ぶ際は、なるべく透明なものがおすすめです！
中になにが入っているか一目でわかります。

透明なものがなければ、油性ペンで「コンビ肌着」「長肌着」「カバーオール」・・・などと記入しておくとわかりやすいですよ。

まとめ

今回はベビー服を水通しをする際の注意点や、水通し後の保管方法についてご紹介しました。

こうしてみると、赤ちゃんを迎えるまでの準備は本当に大変ですね・・・。
ぜひ体調のいい日を見計らって、お腹に負担のない範囲で水通しから収納まで行ってくださいね！