TRIVIA OF TEXTILES

繊維トリビア ~今日からあなたも繊維マスター!繊維にまつわる豆知識~

寒い季節も衣類で快適に!冬に向けた繊維の選び方

last updated: 2024.11.27

寒い季節が近づくと、衣類のコーディネートに悩んでしまうことはありませんか?防寒対策や暖房使用時の蒸れなども考え、この時期に適した繊維で作られた衣類を選びたいですね。
この記事では、寒い季節におすすめの繊維の選び方と、その特徴について詳しく解説します。併せてfifth storeで購入できる冬のおすすめアイテムもご紹介しますのでお楽しみに!


冬の衣類選びで重要なのは、体温を逃さない「保温性」と、汗や蒸れなどの湿気を外に逃がす「通気性」です。さらに「軽さ」の3つを上手に組み合わせることで、外の寒さから身を守りつつ、快適な状態を保つことができるでしょう。

保温性が高い素材は、繊維内に空気を多く含むことができる構造を持つことが特徴です。この空気の層が体温を逃がさず、暖かさをキープしてくれますよ。

冬は防寒対策のため重ね着することが多くなります。それによって蒸れが生じることがありますよね。
蒸れを防ぐには、汗をかいても体から湿気を逃がす通気性の高い繊維が必要になるでしょう。通気性が低いと、衣類内で汗が冷え、逆に体を冷やしてしまう可能性があります。

もう一つ忘れてはいけないのが「軽さ」です。冬は重ね着をすることが増えるため、快適な着用感を目指すには一つ一つの衣類の重さも重要!
冬は体が冷えやすい時期のため血行も悪くなります。衣類による重みで首や肩が凝ってしまうと、体の不調につながることもあるため、軽い繊維でできた衣類を選びたいですね。


次に、具体的に冬に適した繊維の特徴をご紹介します。繊維は天然繊維と合成繊維に分けることができますが、その両方にそれぞれ利点があるので覚えておくとコーディネートする際に役立てることができるでしょう。

天然繊維の一つでもあるウールは冬の定番素材ですよね!保温性がとても高く、湿気を吸収して外に逃がす「吸湿発散性」も持っています。

ウールの特徴は、湿っても保温力が低下しにくいこと。そのため、寒い環境でも暖かさをキープすることができるのです。

• メリット: 保温性・通気性・吸湿性に優れている
• デメリット: 縮みやすいため洗濯に注意が必要

カシミヤも天然繊維の一つです。ウールよりもさらに柔らかく、軽くて保温性に優れているのが特徴。肌触りがとても良く高級感がある繊維です。

薄手で暖かいカシミヤは、重ね着にも便利!大切にケアして長く着用したいですね。

• メリット: 保温性がとても高く、軽量で肌触りが良い
• デメリット: 価格が高く、お手入れが難しい

コットンは柔らかく、肌触りが良い天然繊維からできた素材ですが、冬のインナーとして使うには注意が必要です。吸湿性は高いのですが乾きにくいため、汗が冷えてしまうことがあります。

• メリット: 肌に優しく、静電気が発生しにくい
• デメリット: 吸湿するものの乾きにくい

フリースは合成繊維で作られた素材で、とても軽量で保温性に優れています。速乾性があり洗濯にも強いため、アウトドアや日常使いにおすすめです。

• メリット: 軽くて保温性・速乾性に優れている
• デメリット: 通気性がやや劣るため、重ね着し過ぎると蒸れやすい

ポリエステルは合成繊維の中でも通気性と保温性のバランスが良く、速乾性もあるため重ね着として着用するのがおすすめです。

インナーやミドルレイヤーに活用すると蒸れを防ぎつつ、保温効果を高められるでしょう。

• メリット: 軽くて速乾性があり、洗濯が簡単
• デメリット: 静電気が発生しやすい
▷カフスデザインブラウス

Edit Sheenのカフスデザインブラウスは、ポリエステル100%。カジュアルからオフィスシーンまで重ね着に大活躍しそう。ニットのカーディガンとあわせて冬を乗りきりたいですね!
▷ペプラムスウェットトップス

fifthのペプラムスウェットトップスは体型カバーにも効果抜群のぺプラムデザイン。ポリエステルにポリウレタンも加えることで柔らかな肌触りを実現しました。

冬を快適に過ごすためには、保温性の高い繊維を選ぶだけでなく、重ね着を工夫することも重要なポイントです。

レイヤリングは「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」の3層で構成されます。

それぞれのレイヤーで、冬はどのような繊維を選ぶと良いのかをご紹介します。

• ベースレイヤー: 直接体に触れる部分でアンダーウェアやインナーと呼ばれる。吸湿性の高い素材を選び、汗を外に逃がす。化学繊維やメリノウールのインナーが◎。
• ミドルレイヤー: 保温性を高める層。ウール素材は暖かさを保持しつつ、通気性が高いためミドルレイヤーに最適。
• アウターレイヤー: 風や雨から体を守る役割。防水性・撥水性のある素材や寒さから身を守れるダウンジャケットなどを選ぶのがおすすめ。

寒い季節を快適に過ごすためには、使用されている繊維の特徴を理解したうえで上手に重ね着(レイヤリング)することが大切です。
今回学んだ繊維の特徴をもとに、保温性と通気性、軽さなどを重視しながら、冬の衣類を選び快適に冬を過ごしましょうね!

ロープライス・ハイビジュアルなアイテムを提供する「fifth」公式サイトはこちら

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