夏はフェスやお祭り、花火大会などのイベントが盛りだくさん！

夏のイベントは楽しみな一方で、
「暑さを考えるとうんざり・・・」「熱中症になったらどうしよう？」
という悩みを持つ方も多いのではないでしょうか？

今回は熱中症予防に効果的な衣服の素材やその特性に注目していきます！
熱中症対策ができる服装とは、どのようなものなのでしょうか？
この記事を読めば衣服による熱中症対策は万全。知識を深めて、夏のイベントに臨みましょう！

熱中症対策できる素材で作られた服を選ぼう

あなたは衣類に使われている素材を気にしたことがありますか？
衣類は主に、植物や動物の毛が原料となる天然繊維が使われているものと、
人工的に作り出された化学繊維が使われているものの2つに分けることができます。

素材ごとに特性が異なるので、ここからは熱中症対策に効果的な素材にはどのようなものがあるかをご紹介します。

熱中症対策には吸湿速乾性！

熱中症対策を目的とするのであれば、吸湿性と速乾性、
どちらの機能にもすぐれた「吸湿速乾性」のものを選びましょう。
最近では商品タグに「吸湿速乾機能付き」などと記載し、
アピールしている商品も見かけるようになりましたね。

「吸湿性」がある素材は体から出てきた汗を吸い取ってくれます。
そこに「速乾性」がプラスされると、吸い取った汗を速やかに乾かしてくれるため、
サラサラな着心地を維持できるというワケです。

天然繊維なら麻・リヨセル

吸湿速乾性がある素材は、天然繊維なら麻（リネン）が代表的。天然繊維は肌にやさしいため、
デリケートな肌質の方におすすめです。特に夏はサラッとした肌触りで人気の素材です。

また最近目にするようになった、ユーカリを原料としたリヨセルという繊維も、

吸湿速乾性にすぐれています。
もしリヨセルが使われている衣類を見かけたら、ぜひ手触りを確かめてみてください。
艶がありやわらかい素材なので、おしゃれに着こなせますよ。

化学繊維ならポリエステル

化学繊維ではポリエステルがおすすめです。
繊維のなかに水分を保持しにくいため、速乾性に大変すぐれています。

ポリエステルなどの化学繊維を使用した吸湿速乾機能のある機能性インナーを着ることで、
汗によるべたつきを防ぎ熱中症予防にも役立つので、
肌がデリケートでなければ、ぜひ取り入れてみてくださいね。

関連記事：リネンはどのくらい着られる？リネンの特徴・機能性に迫る！
関連記事：冷感素材で涼しく夏を過ごす方法

熱中症対策・服装のポイント

熱中症を予防するには、吸湿速乾機能のある衣類を取り入れることに加え、
その他にもいくつかのポイントがあります。

熱中症を予防しつつ、楽しくイベントに参加するために実践できる服装選びのコツを
いくつかご紹介しますので参考にしてくださいね。

ゆったり＆襟元がゆるめの服で風通しを良くする

衣類のなかに熱がこもらないよう、ゆったりサイズのものや、
襟元がゆるめの服を着るのがおすすめです。

また熱中症だけでなく紫外線も気になりますよね。
UVカット機能が施されたパーカーやアームカバー、レギンスなどで対策しましょう。

見た目は熱そうに見えるかもしれませんが、
遮熱効果のあるものを選ぶことで体感温度が変わってくるため、
こちらも素材や機能をよく確認してから購入してくださいね。

肌着はできるだけ着用する

「ただでさえ暑いのに肌着も着るの？」と思われるかもしれませんが、
肌着の役割はとても重要です。

先ほどもご紹介した吸湿速乾性にすぐれた肌着を着ることで、
汗の蒸発を助けて体に熱がこもるのを抑制してくれます。

普段は肌着を着ないという方も、炎天下でのイベントに参加される際は肌着の着用をおすすめします！

帽子や日傘で日差しを防ぐ

UVカット機能が付いた帽子や日傘を使用して、
強い日差しからなるべく身を守るようにしましょう。

ただし、野外フェスなどでは日傘NGの場合もあるため、
注意事項をよく確認して参加してくださいね。

また、フェスでジャンプしたり夢中で踊ったりすると
帽子が飛んでしまうこともあるので、
あご紐が付いているものや帽子クリップなどで対策するとよいでしょう。

フード付きタオルもおすすめ！

フード付きタオルはフェスでよく販売されています。
もし帽子や汗を拭くタオルを忘れてしまった場合は、会場でフード付きタオルを購入しましょう！

汗対策と日差し対策が同時に叶う便利アイテムです。

色選びも重要！

炎天下で活動する場合は、衣類の「色選び」にも注意が必要です。

ご存知も方も多いと思いますが、黒や紺などの濃い色の服は熱を吸収しやすく、体感温度が上がりやすい傾向にあります。

一方で白・黄色などは熱の吸収が抑制されるので、熱中症対策におすすめ。その他、グレーや、意外にも赤が熱を反射しやすい色です。

「紫外線対策には黒がおすすめ」という話もよく耳にしますが、熱中症対策に重点をあてるなら黒を含めた濃い色はおすすめできません。

紫外線対策をとるか、熱中症対策をとるか・・・色選びは難しいですね。

まとめ

今回は、衣類の工夫でできる熱中症対策をご紹介しました。夏フェスやお祭りなどで熱中症にならないためには、衣類で調整するのはもちろん、こまめな水分補給と日陰での休憩もとても大切です。

楽しいイベントでの思い出ができるように、できる対策はしっかり行ってからお出かけしたいですね！

関連記事：海・山・キャンプなどシーン別！夏のアウトドアおすすめファッション