last updated: 2022.12.23
春先と言えば就職や転勤、大学で一人暮らしなど引っ越しのシーズン。
新居へ入居の際には家具、家電など色々と揃えなければなりませんがカーテンもその一つです。
最近の住宅ではロールスクリーンやブラインド、シェードなども増えていますが、レースカーテンと厚地のドレープの組み合わせがまだまだ多いように思います。
一般的なレースカーテンと言っても最近は様々な機能が付いている物が多く、その機能の一部をご紹介します。
<防炎>
カーテンの素材はポリエステルがほとんどです。
火災の際にカーテンに燃え移って火の手が回るなんてことを聞いたことがあります。
防炎性能のあるカーテンなら延焼を抑制してくれます。防炎ラベルの付いているカーテンは後加工で防炎剤を塗布しているか、糸自体が燃えにくい難燃糸が使われています。
防炎ラベルとは日本防炎協会が発行するラベルで等級があり、その基準をクリアしたものに付けられます。
高層マンションにお住まいの方は消防法により、居住している階に関係なく、使用するカーテンやじゅうたんは防炎品でなくてはなりません。
<遮熱・UVカット>
遮熱糸と呼ばれる機能糸が使われていることが多いです。
ポリエステルに酸化チタンや特殊セラミックの微粒子を練り込んだ糸です。
これらが太陽光を吸収・乱反射させる事により遮熱・UVカットの機能を果たします。光を透過させにくくするという事は「透けにくさ」にも繋がり防透け性という機能も備えています。
また糸に太陽光を遮蔽する物質を練りこむと同時に糸の断面形状を太陽光が乱反射しやすい特殊な形状に変えて紫外線の透過量を減らしたり、編みの密度を上げUVカット機能を高めた物もあります。
遮熱カーテンは外からの熱を遮断するため、室内の温度が上がりにくくエアコンの効率が良い、すなわちエコでもあり注目されています。
<花粉キャッチ>
春先はスギやヒノキをはじめ花粉に悩まされる人も多いかと思います。
レース生地に吸着性のある後加工を施し、花粉やほこりを吸着させ洗濯することで汚れを落とし長く使用が可能です。
また花粉やほこりを捕まえやすい特殊なループ構造の繊維を使っている物もあり、部屋の内外から飛散の花粉やほこりをキャッチします。
家の洗濯機で丸洗いすれば繰り返しきれいなまま使用可能で効果も持続します。
花粉を100%キャッチとはいきませんが花粉症に悩まれている方には好評のようです。
<抗菌・防臭・防汚>
後加工により様々な機能の付与が可能です。
また繊維自体に抗菌剤や臭いの成分を吸着しやすい物質や分解しやすい物質を練りこんだ繊維を使用している物もあります。
一般社団法人繊維評価技術協議会が実施する認証制度(業界自主基準)が「SEKマーク」です。これらの加工を施した繊維製品の表示用語、評価方法・基準、安全性などに自主基準を設け、合格した商品に「SEKマーク」がつけられます。
SEKマークには抗菌防臭加工、制菌加工、防汚加工、抗カビ加工、光触媒抗菌加工、消臭加工、抗ウイルス加工などがあり安心できるマークと言えるでしょう。
レースカーテンなんて一度取り付けてしまえばずっとそのままの人が多いとは思いますが、引っ越しや気分転換にレースカーテンを買う際にはこのような機能も参考にして頂けたらと思います。
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