あなたは乳がん検診を定期的に受けていますか？日本の女性の乳がん検診の受診率は、
ほかの国に比べて低い傾向にあります。

今回は、乳がん検診の重要性について、ピンクリボン運動の活動とともに紹介します。
また、乳がん患者さんがより前向きになれる商品も併せて紹介しますのでお楽しみに。

この機会に、一緒に乳がんに対する意識を高めていきましょう！

 

　ピンクリボン運動を知っていますか？

日本でもよく耳にするようになった「ピンクリボン運動」ですが、その始まりは1980年代アメリカとされています。

乳がんで家族を失ったことをきっかけに、そのような悲劇を繰り返さないように啓蒙活動をスタート。

その後、乳がん患者が多い欧米へと広がり、日本では2000年に入ってから全国的に広がりを見せています。

ここから、ピンクリボン運動の活動や、日本人女性の乳がん事情について詳しく紹介します。

 

　ピンクリボン運動の活動内容

ピンクリボン運動の主な活動内容は、次の通りです。

①　乳がんの正しい知識を広めること

②　乳がん検診の早期受診を促進すること

③　乳房検診をする技師・専門家の育成

④　乳がん患者とその家族の支援

毎年秋になると「ピンクリボンキャンペーン」という言葉を多く耳にしませんか？
これは、10月が乳がん月間とされているからです。

乳がんについての啓蒙活動は一年通して行っていますが、特に毎年10月は「ピンクリボンフェスティバル」など大きなイベントを通して、乳がんの早期発見・適切な治療の大切さを伝える活動を行っています。

 

　乳がんになる確率は9分の1！

日本人女性が乳がんを発症する年代は、20代からとなっていて、30代で急増、40代以上は特に注意が必要と言われています。

がんの中でも、比較的若い世代から発症するため決して他人ごとではありません。

乳がんは9人に1人がなる時代。（2019年データ　参考：国立がん研究センター「がん情報サービス」（全国がん登録））

早期発見できれば90％以上治癒できるといわれています。

 

　日本の女性は乳がん検診の受診率が低い

このような状況ですが、日本の女性は乳がんに対する意識が他国よりも低く、欧米では死亡率が減ってきていますが、日本では逆に増えているのです。

どうして乳がん検診の受診率が低いのでしょう？

それには次のような理由があるようです。

■　忙しくて検診に行く時間がない

■　マンモグラフィが痛い

■　検診費用が高い

■　胸を見られるのが恥ずかしい

どうでしょうか？この記事を読んでいる方のなかにも、このように感じている方は多いのではないでしょうか？

確かにマンモグラフィは痛いです！・・・が、その痛みを少し我慢できれば検査終了です。

早期発見であればあるほど、大切な人を悲しませる結果になることはありません。早期発見できれば、乳房を残せる可能性も大きいといわれています。

近年では会社や自治体で検診費用を一部負担してくれることもあるようなので、定期的なセルフチェック（1か月に1回を推奨）とマンモグラフィ検査（40歳以上は2年に1回を推奨）をぜひ行いましょう！

 

　乳がん治療後を前向きに過ごせる便利アイテム

ピンクリボン運動は乳がん検診の促進だけでなく、乳がん患者さんのQOL（生活の質）向上をサポートする活動もしています。

ここからは実際に乳がんを経験し、乳房温存手術を受けた方や再建手術を受けた方が、日常を前向きに過ごせるように開発された便利アイテムを紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね！

 

■　補正パッド

バストの左右差を整えるためにおすすめなのが、補正パッドです。
補正パッドにもいろいろな種類があり、つけたときにヒャッとしない温度調整できるもの、補正したい部分に合わせて厚みを調整できるもの、などがあります。

■　ノンワイヤーブラ

術後は痛みや腫れが残りがちです。ワイヤー入りのブラジャーは締め付け感が強くなってしまうので、できればノンワイヤータイプのブラジャーを準備しましょう。

■　ハーフトップ

術後の患部を広くカバーしたいときは、ハーフトップが便利です。前あきタイプのものを選べば、脱いだりきたりする際もスムーズですよ。

■　バスタイムトップス

バスタイムトップスは、「乳がん手術の傷あとが気になって温泉を楽しめない・・・」という悩みを持つ方に、特におすすめしたいアイテムです。

乳がん患者さんだけでなく、身体に傷跡がある方や成長が早いお子様も、人目を気にせず入浴できるためおすすめですよ！

これまで入浴着としては、水着タイプのものがありましたが、バスタイムトップスは特殊な不織布でできていて使い切りタイプとなっています。

バスタイムトップスのような入浴着は、平成23年より厚生労働省・国土交通省・総務省でその公共性が認められていますので、全国どの温泉でも着用可能です。

 

　ピンクリボンのお宿

ここまで乳がん患者さんにおすすめのアイテムを紹介しましたが、最後に「ピンクリボンのお宿」を紹介したいと思います。

「ピンクリボンのお宿ネットワーク」に登録している宿は、乳がん手術を受けられた方が人の目を気にせず旅を楽しめるサポートを行ってくれます。全国のおすすめ温泉施設情報や宿泊特典クーポンもありますので、ぜひ覗いてみてくださいね。

ピンクリボンのお宿ネットワークはこちら

 

　まとめ

今回の記事を通して、乳がんについての意識は少し変わりましたか？乳がんは早期発見できれば、
しっかりと治癒することができる疾患です。

セルフチェックをして少しでも違和感があったら、病院を受診しましょう。

また健康診断や人間ドックの項目にマンモグラフィがある場合は、省略せずにぜひ受診しましょうね！