last updated: 2023.11.15
目 次
イライラやのぼせ、疲れが取れない・・・
40歳前後から現れ始めるこのような症状は、もしかすると「更年期障害」かもしれません。
更年期障害で悩む方のなかには、症状が重く、仕事に影響が出てしまう方や、
やる気が出ずに塞ぎ込んでしまう方もいるようです。
このような更年期の時期を少しでも快適に過ごすにはどうしたらいいのでしょう?
今回は更年期障害の症状と原因や、前向きに乗り切るための方法、
自分でできるケアなどを紹介します。
更年期の症状に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね!
女性には4つのライフステージがあることを知っていますか?
思春期・性成熟期・更年期・老年期というように、女性ホルモンが体に及ぼす影響によって
4つのステージに分けられます。
更年期障害は第3ステージ「更年期」に起こる症状で、体だけでなく心にも大きな影響を与えます。
ここから更年期障害とは具体的にどのようなものなのか、仕組みや症状について解説します。
「更年期」とは、閉経前後の約10年間を指します。
女性が閉経を迎えるのは50歳前後といわれているため、
一般的には45~55歳ごろが「更年期」とされています。
「まだその年齢になっていないけれど、なんだかちょっと不調が続くな・・・」という方は、
もしかすると「プレ更年期」かもしれません。
プレ更年期は医学的に定められていませんが、更年期の前にあたる40~44歳ごろまでを指し、
更年期のような症状が現れる方もいるようです。
とはいっても閉経の時期には個人差があるため、人によっては40代後半で閉経する場合もあります。
その場合は「プレ更年期だと思っていたら更年期だった」ということも考えられますので、
40歳を過ぎたら体の変化に注意しながら過ごしましょう。
更年期にはさまざまな症状が現れます。更年期障害は多くの症状がある方もいれば、
まったく気にならないという方もいますし、症状の程度にも個人差があります。
【更年期に見られる症状】
・頭痛
・肩こり
・腰痛
・疲れやすい
・めまい
・耳鳴り
・ホットフラッシュ(のぼせ・発汗)
・イライラ感
・不安感
・動悸
・睡眠障害・不眠
・うつ症状
・皮膚の痒み
・胃もたれ
更年期の時期を迎えた女性で、上記の症状に当てはまるものがあり、
それが原因で日常生活に支障をきたしている場合は、
「更年期障害」と診断される可能性が高いでしょう。
辛い症状を我慢せずに、早めに医師にご相談くださいね!
更年期障害は女性ホルモン(エストロゲン)の減少だけでなく、
いくつかの要因が重なって現れると考えられています。
【更年期障害の要因として考えられるもの】
・女性ホルモン(エストロゲン)の減少
・加齢による体の変化
・仕事のストレス
・家族関係のストレス
・性格など心理的なもの
一番大きな原因はやはりエストロゲンの急激な減少だと言われています。
エストロゲンは、循環器系や血管、骨などの様々な臓器に働きかけ、
私たちのからだを病気から守ってくれています。
閉経に向かって卵巣の働きが衰えることでエストロゲンの分泌量が減少し、
これが自律神経のコントロールを狂わせて、体や心の不調となって
生活に影響を与えてしまうと考えられています。
更年期の症状が現れ、生活に支障をきたすようになったら、どうすればいいのでしょう?
ここからは、更年期障害との向き合い方や自分でできるケアなどをご紹介します。
先ほど挙げた更年期障害の症状がひどい場合は、一度婦人科を受診してみましょう。
症状の種類や程度、どのように治療したいのかを医師と相談して、
自分に合う治療法を探してみてください。
更年期障害の治療法として、次の方法が挙げられます。
【漢方薬での治療】
更年期障害の症状が多岐にわたる場合、漢方薬で治療を試みる場合があります。
症状や体型、体質に合わせた漢方を使い、症状緩和を目指します。
漢方薬は効果が出るまで時間がかかりますが、
副作用が少なく徐々に体質を変えていく効果が期待できます。
【ホルモン補充療法(HRT)】
急激に減ったエストロゲンを補う治療法としてHRT(Hormone Replacement Therapy)があります。
HRTは日本ではあまり聞きなれないかもしれませんが、
世界の更年期医療で標準化されている治療法です。
経口剤と、経皮吸収型製剤として塗布剤・貼付剤があり、
投与方法も体の状態や自身の希望によって選ぶことができます。
【抗うつ剤・抗不安薬での治療】
体の不調よりも精神的な症状(ストレス・うつ・気分の落ち込み)が強い場合は、
抗うつ剤や抗不安薬などの向精神薬が処方されることもあります。
自分でできるケアとしてまず試してほしいのが、食事の見直しです。
自律神経を整えるために、1日3食きちんと食べることと、バランスの良い食事を心がけましょう。
「主食:副菜:主菜=3:2:1」がバランスの取れた食事と言われていますので、
日々の食事の目安にしてみてくださいね。
エストロゲンと似た効果が期待できる、大豆イソフラボンを
食事に取り入れてみるのも良いでしょう。
大豆が使われている食材としては、
納豆・豆腐・豆乳・きなこ・厚揚げ・おからなどが挙げられます。
たくさん食べれば効果が高まるといったわけではないので、適度な量の摂取を心がけましょう。
大豆イソフラボンを手軽に摂取したい方は、
大豆から生み出されるエクオールという成分を摂取できるサプリメントの利用もおすすめですよ。
エクオールを10㎎/日摂取することで、更年期の症状だけでなく、
メタボリックシンドロームや肌の老化にも効果があるといわれています。
更年期障害の症状改善に、有酸素運動が効果的であることが近年わかってきました。
日常的に適度な運動を行うことは、更年期障害の症状の軽減や、
自己肯定感の向上など様々なメリットがあると言われています。
女性にもおすすめの有酸素運動には、
ウォーキング・ジョギング・水中ウォーキング・ヨガなどが挙げられます。
1日30分~週3回程度、無理なく楽しく続けられる、自分に合ったものを選びましょう!
「やる気が出ないとき」「イライラするとき」「塞ぎがちになってしまうとき」
など、心に不調が出ているときは、
気分の落ち込みを癒してくれるアロマの香りでリラックスしてみませんか?
アロマというとエステやマッサージなど、
不調時には少し敷居の高いイメージを持つ方も多いかもしれませんが、
自宅で手軽に取り入れられるボディクリームやアロマ用品もあります。
その時の気分や症状に合ったリラックスできそうな香りを、
日々のセルフケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?
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今回はフェムテックシリーズとして、更年期にスポットを当ててご紹介しました。
更年期障害に悩まされている方や、これから更年期のライフステージに差し掛かる方は、
是非この記事を参考にしてみてくださいね。
さまざまな対処法や予防法があるので、ひとりで抱え込まず、
周りの力を借りながら辛い症状を乗り越えましょう。
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